雲ノ平(黒部川源流域) 本文へジャンプ
第二日目 入山の日


2007年08月03日(金)
第二日目 入山の日
朝4時に起床。ちょっと寝不足か?でも5時20分に呼んだタクシーに間に合わせるには、頑張りました。身支度してコンビニへご飯類の買出しに。少しでも賞味期限が後のものを選別しておにぎりを購入し、荷造り。5:10にフロントで迎えの運転手と会う。
手袋を持ってくるの忘れたみたいなので、再度、コンビニでGet。便利だコンビに!

予定より早めに富山駅を出発。
途中、朝焼けをバックにした剣の頂を見る。ここから、剣を見るのは初めて。いつもは、靄がかかっていたり稜線付近に雲があるのだが、これも近づく台風のせい?(台風は、九州を抜け、山陰の浜田付近で日本海に出た模様。ゆっくりだ)今日は、午後から荒れそう。でも、稜線歩きじゃないし、登山道は広めでしっかりしているから飛ばされて転落なんて事は無いと確信していたんだ。

朝6時に開く有峰林道のゲート前には、中型バス、次がチェイサー、そして中型タクシーの3台が並んでいた。例年より少ない。一服のつもりで外に出て火をつけると直ぐにゲート開門。本当に一服でした。(長いタバコの吸殻は、灰皿を圧迫するので吸いきっておきたかったなぁー) ゲートを通過すると直ぐに、中型バス脱落。(カーブ、勾配がきついので速度が上がらず、道を譲ってくれたんです。)さぁー、チェイサーを先頭とするタクシー2台の林道走行です。前のタクシーは、明らかにチェイサーをあおっていました。チェイサーめげずに道を譲らず。僕のタクシーも一生懸命付いて行こうとする。怖いので、「運転手さん、参加しなくて良いですよ。マイペースで行きましょうヨ」と一言。だって、運ちゃんこの道慣れていないみたいなんだもん。仕舞に前のタクシーが諦めたのが、チェイサーとの距離が正常に。(諦めたのでは無いと思います。チェイサーの方が、技量と馬力が在った見たみたいです。この道のジモッチー:チェイサーと相乗り客5人のタクシーとのカーチェイスは止んだのであった) 今回(去年からか?)は、料金が固定で\16,000、通行料金\1800。メーター制の時より高かった。
富山駅前のTAXI料金表 折立のバス情報(料金・時刻表)
↑写真をクリックで、 大写しです。↑


折立の登山口では、管理人のおじさんが掃除を終わって水まき中。そこに、タクシーで到着した7人、2組プラス1人が、適当に散らばり準備支度開始です。朝飯を食べていると脇に水まきを終えた管理人おじさんが座り話しかけてきた。今日は、既に50人以上が登っていた、とか、昨日は日差しが強く暑くて登るのが大変だったが、今日は楽だ、とか、路上駐車多いので、今年は路肩にロープを張って駐車出来ないようにした、とか、ダムの少し上にDoCoMoアンテナが出来たから、三角点で、ここでも屋根に上ればFOMAだったら通じるとか、話していた。
広場に人がそこそこ増えてきた頃に出発。

 最初は30分を目安に登る。辛い。体が慣れていないので、辛い、でも頑張るとちょっとした大岩が30分後には現れ、休憩できる。ゆっくりとポカリを補給しながら大岩までたどり着く。10分休憩し、出発。今年は、前回の甲斐駒ケ岳の教訓から休憩は10分と決めていた。ドラミ看板でも剣岳を見ながら、10分休憩。破壊され無残な残骸が残るドラえもん看板の横を通過し、三角点へ到着。ここで、中休止。食料補給する。今朝、台風が山陰:浜田の日本海に出た後、こちらに向かっている筈。速度も上がっているはず、午後には天気が荒れるの明白なので、急いで登っています。急いでも、駆け登るほど体力無いので、気持ちだけ急いでいます。場所によっては、ものすごい風が吹いているみたいで木々の枝と葉がザワザワ。次の休憩場所は、石畳ベンチ。そして、五光岩ベンチと休憩し、最終区間へ突入。ここは、小屋が見えているけど中々たどり着かない辛い区間。いつの頃からか(多分、ドラミ看板の頃から)抜きつ抜かれつの三人組(おじさん二人とそれより若い女性1人の三人組)と頑張りました。彼らの一人が、ペットボトルの蓋をなくし難儀していたっけ。見つけられたのかなぁー?最近、水筒代わりにペットボトル持参の人が多いですが、小さな蓋をなくすと大変ですね。


稜線に立つ太郎平小屋が直前に見えた所からは、猛烈な風が吹き付けてきた。稜線の向こうからこちらへ強風が吹き続いていたのだ。飛ばされないよう頑張って進み、逃げ込むようにして小屋に到着。

 今年の寝床は、受付け奥のカイコ棚。2人で2枚の布団。チト狭い!早々に、部屋着に着替えて外着を乾燥室へ。ラーメン食べたかったがラストオーダーの13時を10分過ぎていたのでNG。仕方なくカップヌードル。夕方まで食堂ですごす。外は、横殴りの雨。風が真横から吹いている。小屋の前では、皆さんよたよた歩き。真直ぐに歩けない見たい。あったか食堂から窓越しに観察。

食堂内では、数人のグループ、大人数の関西弁グループなどが、酒盛り雑談会。一緒に小屋に着いたドデカTシャツ三人組も酒盛り中。彼らは、明日黒部五郎へその後、鏡平らで一泊して新穂高へ下りるそうで、ドデカTシャツのお姉さんは、山登り今回が初挑戦中とか。下山する場所と日にちは同じだが、時間がずれるから再び会うことは無いでしょう。よく似た体型、容姿のおじさん二人とおばさんの三人が、同じテーブルにやってきた。おじさん兄弟とどちらかの奥さんかパーティー。細切れ地図が何枚もテーブルに並べられた。そして、コースタイムだろうか、綺麗に手書きされた一回り大きい紙を広げ、明日の行動作戦会議が始まった。なかなか結論が出ない、と言ってももめているんじゃ無いんです。一人のおじさんが大きな声で自問自答、あとの二人はただそれを聞いているだけ。どうやら、登ったのだから、なるべく降らない様に源流部を一周するみたい。あと2泊して、3泊目にまた、太郎に泊まるらしい。

   ♪い・ろ・ん・な・ヒトがいるぅ〜!だ。



夕食には、氷結。外は、風も強まり真横からの雨なのに、小屋はまったく揺れもせず関心。夕食後は、酔っ払っていたので、耳栓して熟睡(19:00-04:00)。



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ドラミ看板 休憩所

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無残な姿のドラえもん看板

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三角点ベンチ

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三角点からの剣岳

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弥陀ヶ原がよく見ているんです

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ミヤマリンドウ

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五校岩ベンチのドデカTシャツ三人組

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右上の稜線上の太郎平小屋に向けて
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チングルマ

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強風に皆で耐えてるコバイケイソウ

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夕食