前編:移動・入山(9/18、19)

朝、6時に歩き出さなきゃ、ヒュッテ大槍には着けそうになかったので、5連休フライング出発し、塩尻の健康ランドに一泊。

9/18の20時に東京を出発。渋滞予想通り、相模湖付近からノロノロ。しかし、原因は、談合坂付近の工事車線規制。4車線が2車線じゃ混むよー。抜けても、車は多く、結局塩尻北インターまで、マシンはフルスロットになる事はなかった。風呂入って午前0時半に床に入るが、運転で神経が高ぶっていたのか、寝つきが悪く、1時過ぎまで記憶あり。

都内20:00 → 20:50石川PA20:55 → 22:55中央道-原PA23:05 → 23:35塩尻北

9/19は、4時起床。3時間弱の睡眠。
山登り服を着て駐車場へ、まだ暗い。ベッドランプ点けて4時30分に出発。
途中、全国的に美味いおにぎりを売っているコンビニに立ち寄る。朝、昼の食料と菓子の買い出し。

水2.5リットル、おむすび4個、カロリーメイト2本入り2個、チョコレート2、ランチパック2、一口フルーツケーキ2個、バームクーヘン1個、おつまみ煎餅1、キャスター3ソフトを4個

沢渡へは、計画より60分遅れの6時到着。
塩尻北4:40 → 4:50コンビニ5:05 →5:50沢渡

急いで、靴を履き替えて、4000円固定料金のタクシーで上高地に向け出発。

上高地で山岳保険に入り、出発なんですが、その前に、二階の食堂が営業中なので、モーニングセット。体調整えて、出発は7時。

結構登山者が多くい。
スタートが遅れたので、いつもの休憩場所、明神は通過。徳沢もトイレだけで通過。あっ、自販機でCCレモン飲みましたがリュックは背負ったままです。


徳沢の先にある新村橋を数人が渡っていった後は、道が空いた感じで、横尾に到着。
上高地で背負ったリュックを初めて下ろして中間食事。おむすび2個食べて、先を急ぎます。
横尾は、歩行者天国みたいな混雑、特にトイレ行列が長過ぎ。


槍見河原手前で、ドイツ語会話の男女に抜かれる。(独会話外人カップル)抜き去って行った筈の彼らを、槍見河原で追い越す。外人は珍しく無いのですが、女が空身、男もアタックザック程度で、この先何処まで行くのか、ちょっぴり気になった。


いよいよ本格的登りが始まる一の俣で休憩。一服。
吸い終わる前に、茶髪の兄さんと仲間3人がやって来て、休憩。(勝手に命名:一人だけ茶髪軍団)茶髪の兄さん、髪とカラーコーディネイトした大きなリュック。彼女も一回り小さめ同じ色リュック。何か拘りを感じて見ていると、期待に応えてリュックを開けた。これまた、不思議。天の開け口が密封していたかのように、クルクル巻き。不思議だ!
観察していると、彼女がライターを彼に要請したのです。彼があちこちのポケットを探るが出て来ない。不思議な連中だが、直ぐ側で一服していたので無視出来ず、ライターを貸した。 もう一人の彼が、なっ!なんと「お父さん、?※*☆…」。ショックで内容記憶してません。
オヤジさんとかおっさんなら驚きませんでしたが、お父さんは、初体験だす。そこへ、また数人のグループがやって来て休憩。その場は大人数。先に休んでいた事もあり、槍沢ロッヂに向け出発。歩きだしてから思い出したのですが、北沢峠の長衛荘で、「お母さん」と呼んで、返事してもらえず、傍に居た人に「お姉さん」だよと教えられた事を。呼ぶ方は親しみを込めて使っているのですよね。でも、実際に使われるてギョッとし、自分と彼の歳を考えてしまいました。


 槍沢ロッヂが見えた時、工事ヘルメットのお兄さんが、「いまから、ヘリが来るから、外で休まないでください」。荷揚げか?数日前に新型ヘリで荷揚げしている筈なのに?
11時50分、槍沢ロッジ中で、スパゲッティーとコーヒーです。ヘリコの出発が10分遅れて通行可能になったのが、12時20分。これじゃ、ヒュッテ大槍到着が17時30分を過ぎる可能性大となってしまった。そこで、ヒュッテ大槍へ電話をして遅れての到着をお願いして出発。


ここからは、今夜の宿を求めて、ひたすら登るだけ。槍沢の日向は暑いくらいの陽気、しかし陰ったらきっと寒い筈。ヒュッテへの分岐が日陰になるのは14時半ごろ、急がなくては。途中、ババ平で、テント設営中の一人だけ茶髪軍団に再会。これから、酒盛り?

傾斜が一段ときつくなり、登る人達は、思い思いに道端で休憩。皆が巨大リュックの4人オジサン達や、親子、日本人カップルは座り込んでいる、昼寝をしているおじさん。独会話外人カップルも。私たちは、2分ぐらいの立ち休みで頑張りました。後ろから付いてくる単独行きの男性は、我々を抜き去る事も無く、我々が立ち休みをすると、少し離れた所で立ち休み。一定間隔を保って後ろを付いて来る。

水沢では、みなさん一同に会して休憩です。
後ろを付いてきた単独行きの男性とは、槍ヶ岳体験が同じでした。彼も前回は7月の三連休。前倒しで金曜に会社休んで7/17に入山。横尾で一泊。我々が肩の小屋まで行ってしまった日に、横尾から肩を目指し、嵐に負け槍沢ロッヂで帰ったそうです。今回はリベンジ、何が何でも肩の小屋に行くぞー!!でした。
独会話外人カップルの女性は元気!!会ったり前だよ!空身だもん。と巨大リュック4人組と話していたら、独会話外人カップルがやって来て、女性が英語で何やら周りの人に話しかけて来た。良く聞き取れず、無視。一人だけ相手を始めるが、聞き取りすらそう。彼女の顔立ちは中国人。彼は白人。何やら聞きたい事だけ聞いてさっさと先へ登って行った。
相手をしていたおじさん曰く、なまりのある英語で、あとどれ位歩くかを聞いていたみたい。今度は、日本人カップルがやって着た。男のバテ方が酷い。ビール6缶と水3リットルがリュックに入っているらしい。初心者ですからと言っていたが、辛そう。

水沢で休憩し、三々五々皆さんが出発。その後も、日本人カップルは、超スローペース。
いよいよ、岩小屋下のヒュッテ大槍への分岐に到達。分岐は、もう日陰。皆さん、急がなくては!気分満載。
ドイツ語会話のお二人は、槍ヶ岳山荘を目指して来たみたい、でも疲れはてていて、殺生とヒュッテ大槍と槍ヶ岳山荘とどれが一番良いかと聞いてきた。始めの追い越し態度からあまりフレンドリーでなくやって来たのだ。”一番良い”じゃなくて”一番近い”なら教えられるが、こちらも2度目なので比較できないから、知らないと答えておいた。単独行きの男性にヒュッテ大槍を薦めたが、リベンジだし槍ヶ岳山荘で泊ると言って登っていた。


分岐を右折して、皆とお別れ、一寸名残惜しい気がしたが一緒に槍ヶ岳山荘へ行く気にはなれなかった。さぁー、ここからは相棒と二人っきり。16時を過ぎている。急がなくては、東鎌尾根の中腹まで日陰となっている。どんどんと日向は後退し稜線へ上がって行く。地球さんの自転と追いかけっこだー。日没前の稜線に立つゾー!!

でも、この道、傾斜が急でザレたとっても歩きずらい道。少し歩いては、一休み。振り返る度に眺めが大きく変化。槍沢を俯瞰し、前穂とゴジラの背中、北穂どんどんと眺めが広がる感動登山路。稜線の少し手前で日向に追いついた。


以下は、ヒュッテ大槍を目指さないで分岐を直進した人達。
日陰になった槍沢を頑張って登っています。
みなさん、槍ヶ岳山荘まで行けたんですかねぇー?

快調に登る4人組の3人

まだ、余裕の写真撮影外人カップル

一人頑張る人

先を見上げる人

嵐の7月リベンジ中

ビール6缶背負って!

頑張れ!親子?


道は九十九折りで、高度をどんどん上げてゆくので、景色がどんどん変化するんです。


ヒュッテ大槍は、直ぐそこ。17時少し前、宿泊手続き前に、残照の眺めを!


堪能したか不明だが、寒くて小屋の受付へ。
嬉しいねぇー、待っていてくれたんだぁー。
「いつもご利用有難うございます」だって。
明日(20日)は半端じゃない混雑だそうで、今日は、余裕あるみたい。
グラスワイン付き夕食は、気に入ってしまいました。

5時半からの夕食の途中で、空が茜色に。
食事がほぼ終わっていたので、急いで外へ。

アルコールが入っていますから、その後は、当然記憶がありません。


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