2006 夏山 1日目


 起床は、3時半。前夜、寝るとき(23:30)起きれるか自信が無かったんですが、起きました。
真っ暗な朝4時に松本を出発。途中4時半少し前にドカァーンと急に明るくなって、一日が始まり。

 5時半過ぎの新穂高バス停広場。軽く朝飯。老若男女でごった返していた。次々にツアーバス到着。
ここが、こんなに混んでいるのは初めて。特にトイレ行列が凄い。みんな思いは同じ、この先、公衆トイレは無もんね。軽く30分は待ちました。

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08/05 3:57 新穂高を目指して、松本駅出発

08/05 4:09 途中、コンビニで食料調達
(水500*3、ポカリ500*1、おにぎり3、菓子パン2、チョコ、大福)

08/05 5:39 新穂高到着 朝食


  天気は快晴、でも日蔭は寒い。ながそでシャツ着て出発です。今年は週末の天気が荒れた日が多く、事前の体慣らし山行きが出来ていません。いきなりの本格的登りです。始めは、バテないように意識してのゆっくり林道歩きです。
 予定を少しOverして、わさび平小屋に到着。ここでも、軽く朝飯。いっぱいを一度に食べるとハラヘタになるんです。

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08/05 新穂高の情報掲示
その一

08/05 新穂高の情報掲示
その二

08/05 6:29 新穂高 出発
バス停の横のトイレ渋滞が影響した遅い出発

08/05 6:41 林道ゲート 通過

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08/05 7:09 自転車登山?

08/05 7:32 日向に出る前に
暑さ対策:シャツを脱ぐ

08/05 7:52 笠が岳登山口 通過

08/05 8:05 わさび平小屋 到着

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08/05 8:13 小屋で、また朝食。一度に沢山食べない事にしたのです。

08/05 8:21 わさび平小屋 出発


 次の休憩場所は、秩父沢。
出発して少し行った所で、林道を塞ぐ大量の残雪。よじ登ることなんかできません。当然、迂回です。先を行く人が林道を外れて河原の方へ、そして、やけに慎重に残雪の上を通過して行きます。滑るのを怖がっているのだと思いました。続いて僕らも雪の上に。ちっとも滑りそうではありません。やけに慎重に歩いていたねーなんて言いいながら歩いていると、突然、左前方に、穴が。それも深い、中からはザーザーと水の流れる音まで聞こえる。早く、安全な所へ!でも、どっちへ動いたら良いのー?いま立っている場所の雪の下は空洞だ!ちょっとだけ焦りましたが、いつもの冷静でかつ的確な判断により無事その場を通過。
 今年は、残雪が多いと聞いていたが、これから先が楽しみ。

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08/05 8:38 まだ、林道なのに、雪が・・・

08/05 8:45 割れ始めていたので、慎重に通過


  林道が終わって、いよいよ秩父沢への本格的登り。
7/27にかけられた橋まで1時間、ひたすら登りました。
太陽が照り付けて、暑い。焼けた石畳道は、熱いんです。標高も高くは無く、真夏の太陽に照らされる南向きの斜面を登るのは、辛い。
想定外のゆっくりペースで歩き続けて秩父沢に到着。

 日蔭の無い、秩父沢は、凄く熱い!でも、次々にご到着する老男女さん達は、めっちゃ元気。すぐ上にある雪渓まで行ったり、それを背景に写真やらムービーの撮影に奔走しまくってました。僕らは一休みして、早々に次の休憩予定地のシシウドが原を目指し出発。

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08/05 8:56 林道終点 通過
いよいよ登山道

08/05 9:53 秩父沢 到着
ここでも、食事

08/05 10:17 秩父沢 出発


 雪に完全に埋まっている小沢、歩き安く整備されたチボ岩、イタドリが原にはまだ残雪が、途中、咲き出したばかりのムラサキヤシオツツジなんかを見ながら、オオノマ分岐到着。 最後は日蔭のジグザグコースでなく、日向だけど涼し風吹く直登コースでした。荒れはてた分岐で一休み。 あとは、ラーメンとかき氷の鏡平まで、尾根を巻きながら登り、沢の源頭を詰めれば良いのだ。快調だ、頑張るぞぉー!

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08/05 10:32 チボ岩 通過
通過ムービーはココ

08/05 10:59 イタドリが原 通過
雪だ!

08/05 11:43 オオノマ乗越分岐 到着
08/05 11:57 オオノマ乗越分岐 出発

 08/05 12:31 熊の踊り場 通過
雪だ!


 途中、熊の踊場にも残雪。そして、雪解け直後の地べたからは、毛むくじゃら特大ゼンマイみたいな物が、ニョッキ、ニョッキと生え始めてキモイ光景。その辺は、いまが芽吹きの季節。最後のキツイ筈の登りもすぐに終わって、眼前に鏡池が現れた。
 呆気なく着いてしまった感じ、多分、雲の平への薬師沢からの3時間登りを覚悟していたからかも。呆気なく着いても、体は疲れ果てていた。鏡池前で座り込み、ごろ寝。暫くは動けなかった。  動ける様になった所で、小屋に移動しラーメン注文。

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08/05 12:57 鏡平(池) 到着
暫く、横になって眺める

08/05 13:19 鏡池横の鏡平小屋 到着
ラーメン + 氷いちご

08/05 13:32 鏡平小屋ラーメン食券

08/05 13:35 ラーメン


この辺りまでやって来ると、周りにいる人達は、顔なじみが多くなるんです。苦しい道中、耐えて同じ様なペースでやって来た人達。 なんとなく、親しみなんかを感じちゃったりし始める頃です。  ラーメンを食べていると、慰安旅行と称しているご夫婦が到着。奥さん、食欲なし、旦さん、氷だけでいいのー?なんか腹に溜まる物入れなくてー。 旦さんハラヘタみたい。氷とラーメン注文。 男の人ってラーメン好きですねぇー。と同意を求められちゃいました。結局、氷→ラーメンの順に食べていました。 ちなみに、僕らは、ラーメン→氷の順。貴方だったらどっちの順でたべます?  鏡まで来れば稜線まで、あとひと登り。1時間はかからないつもり。 あっ!相棒が出発前日から右足の甲を真っ赤に腫らして痛がっていたっけ。 (結局、医者に診てもらい"痛風"と診断。今回は、湿布しての登山です)足の様子と鏡に着く時間で、鏡泊まりを決める約束。 足の様子を聞いてみると、全く支障ないとかで、鏡で泊まるなんて、と怒られてしまいました。足は快調でも例の偏頭痛は始まっている模様。 双六小屋を目指して出発。
  弓折中段のベンチで一休みしようと考えていたのですが、ベンチ無くそのまま歩行継続。 他の人達は道端で座っているのに、僕達だけがき続けます。高山病の偏頭痛が始まった相棒のお定まり行動なんです。 中途半端に休むと悪化するそうなんです。でも、最後の急登前の道端で、強制休憩。休憩中にわさび平から抜きつぬかれつで登ってきた若い二人組に抜かれる。 やっと弓折分岐の広場に到着。我々の到着と同時に先に休んでいた、若い二人組みは出発。

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08/05 14:03 鏡平小屋 出発

08/05 14:34 弓折中段 通過

弓折分岐直下の雪渓通過のムービー

08/05 15:17 弓折分岐 到着



 暫く休む。槍も穂高も西鎌も、西日に照らされて異様な山肌がはっきりしている。 さぁー、出発。 出発の時に、慰安良好をしているご夫婦が到着。
弓折分岐の広場からは、気持ちのいい稜線歩き。

 これまでの苦労が一気に報われる時です。これを味わいたいから、偏頭痛でも、足筋が3回もつっても、鏡平に泊まらずやって来たのです。
花見平には大きな雪渓が残り、周囲は花を付け始めた高山植物がビッシリ。まさにお花畑。小屋に早く着かなくてはと思いながら、ゆっくりと稜線歩きを堪能。

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 弓折分岐 休憩喫煙中

08/05 15:30 弓折分岐 出発

08/05 16:13 黒百合ベンチ 通過

08/05 16:19 稜線の道は、双六谷側へ


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ご存知、槍ヶ岳。西鎌、飛騨沢も

大切戸(ダイキレット) 南岳小屋

夕陽の鷲羽岳と双六小屋

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08/05 16:26 再度、稜線。そして、最後の槍穂高
小屋目指しての下り始め

08/05 16:50 小屋到着
 17:05 部屋割り待ち中

08/05 18:03 小屋前の広場、大混雑

夕食風景ムービー

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 双六小屋の宿泊受付は大混乱。これまでに見たこと無い混みよう。
今年は週末ごとに天気が悪く、梅雨明け後のはじめての好天週末。
宿泊カードを書きながら長い列を作って受付をまつ。受付を済ませても中々部屋割りされず、しまいには、名前も確認せず、男だけの組はの人は靴を履いて付いて来る様にと云われ、勝手に命名:別館へ!双六小屋に別館なんてあったけ?
その晩は、診療所裏の建屋に押し込まれました。
 夕食は、4回目20時過ぎ。21時には疲れ果てて眠っていました。

08/05 20:19
夕食(その日、4回目食事会)