入山の日 8月8日(月)

4時起床。駅隣のコンビニで、朝飯用弁当、昼ご飯用おにぎり、それに水2.5リットル、買い出し。今年からサンダル持って来て無いので、起抜けの登山靴での買い出し、ちょっと面倒。しかし、短時間で買出し終了。
5時に、身支度を終えてフロントへ。タクシーは、5時15分の予約。少し待って、運転手が迎いに現れる。
5時10分 富山駅前出発。 5:50分 亀谷ゲート到着。 今年は、5分早い5時55分にゲートが開いて、十台前後のタクシーとマイクロバスがゲートを通過、隊列のように林道を進む。今年の運ちゃん、ビビッテます。前の車達にどんどん離される!交互通行の赤信号で、他車は進むが、停止。みんなで行けば怖くないのに。後ろに居た車も追い越してゆくのを見て、運ちゃん車を進める。その後、車内は緊張ムード満載。ようやくダムの湖面が見えた。湖面をガスが渡って行くのを見て、今度は、「僕、目線に雲があると、怖いんですよね」だって。客の僕が、何でなだめなきゃいけないんだよ!予約時に、ちゃぁーんと目的地:折立伝えたんだよ。でも、無事、折立到着6時30分。

折立ヒュッテ入口 誰ーも居ない折立ヒュッテ前広場 直通バスが到着して、支度中の人々

さすが、まだ早い。折立ヒュッテは閉まっている。ここは、開いていても、電話も売店も無いので、どおって事ないですが、雨降りは便利します。ヒュッテの前の広場には、さっき車で来た人達だけがいる。ここで、朝飯。駅前で買った弁当をここで食べきる。何故かって?ここには、分別ゴミ箱が在るんです。持ち帰りが普通になった世の中、屋外設置のゴミ箱は有り難い。そのうちに、撤退になるんだろうけど、有料でも良いから屋外ゴミ箱、残して欲しいです。7時に富山からのバスが到達して、広場には人が増えたが、下山者はまだ。
7時15分 折立出発。最初の休憩場所と去年から決めた大岩まで頑張る。途中、ここで前に休んだなぁーなんて思いながら、休まず頑張る!大岩付近で下山者とすれ違う。昨日は、午後3時頃から雷雨だったようだ。このところ、凄い夕立が毎日とか。大岩で10分休んで、次の休憩所「ドラミ、あかねチャン看板」に向け出発。勾配は増し登るのが苦しいが、既にウォームアップ済みの体には心地良く感じられ、程なく(途中で水分補給は1回)到着。少し前から、ぬきつ抜かれつ状態だった、富山のご夫婦と単独のテント軟弱男もご到着。旦那、大きな声で「ここに、看板在ったよなぁー」といきなり発言。そうなんです、看板無いんです。看板を覆っていたビニールだけ残され、跡形も無いのです。寂しい限り。次に、今度は奥さんがいきなり。僕達と単独テント軟弱男に飴を配り始める。貰うの何となく躊躇したが、ご自分でも食べ始めたので、お礼を言って頂く。頭をよぎったのは、以前関西で睡眠薬入りの飴を登山者に配る事件を思い出したからだ。奥さん、疑ってごめんなさい。3パーティー5人だけの休憩は、到着順に終了し、次の休憩目的地、三角点に向かう。途中、「ドラえもん看板」は、無事存在している事を確認。

無くなってしまったドラミ看板跡 無事、存在し続けるドラエモン看板 三角点直前

今度は、途中で水補給無しで三角点に到着。順番に3パーティー5人が到着。日差しは無いが、明るい。今度は、程よい人数の人達が休憩中(1パーティー、1ベンチ?)。何かを、食べたと思うんですが、覚えていません。多分、おにぎり1個。次の休憩所は、石畳開始ベンチ。行く手は、ガスでよく見えない。ここからは、登り一辺倒だった道が、アップダウンを繰り返す。折角登って来たのに、下り2回。二回目の下った所からは急登が始まる。直ぐに傾斜が緩くなると石畳開始。直ぐにベンチ。単独テントの男性も、到着。富山のご夫婦、休まず進む。ご夫婦は、僕たちの泊まる予定の一つ先、薬師沢小屋までの予定。これで、お別れ。頑張れ!中年!僕たちは、ここで、昼食。決めてるんです、毎年ここに来ると、ハラヘタ状態。しかし、今年は元気ぃーです。腹減ってませんでした。でも、何かエネルギー補給を!で、菓子を食う。折立-太郎平までは、三角点以降ベンチが多数設置された昨年から、登山者の休憩する場所がばらけた感じ。僕たちの次の休憩場所は、20年以上前からこのコース唯一だったベンチ。五光岩ベンチ。到着時には、ベンチには誰も居ず、周囲もガス。休んでいるうちに、ガスが晴れ眺めが良いので行き交う登山者が次々と休憩に。ベンチ満員状態。先に歩いている筈の富山のご夫婦がしたから登ってきた、何処で追い抜いたんだろう?「あんたら、休んでいたら、無視して歩いていったんだ!」ですって。気づかなくて御免なさい。でも、かなりの傾斜で、歩くのがやっとだったんです。これで、ご夫婦とは完全にお別れ。五光岩ベンチまで来ると、あと1時間。夜行でやって来ると辛く長い1時間。前泊しているんで、僕たち今年も元気です。
三角点での光景 キンコウカ イワショウブ
誰もいない
五光岩ベンチ
ガス晴れて、皆さん休憩中 休憩中の皆さんが
眺めている景色
霞む太郎平へ続く道 太郎平小屋と太郎山 ミヤマコウゾリナ

太郎平小屋への到着は、快挙!13時少し前の到着。いつもだと、14時前後。なんで、早いんだ?早いのにそんなに疲れていない。小屋の前には、単独テントの男性が休憩中。「今夜は、小屋にしようかなぁー?!」ですって。軟弱なんだから。「小屋に泊まったら、リュック軽くならないですよ。」そうですね、と云ってテント場に向かっていった。その後気づいたのですが、テント場のトイレ故障で小屋まで来ないとダメだったみたいです。テント場から小屋まで結構登ってくるんですよね。緊急事態だったら大変だぁー。
シナノオトギリ タカネヤハズハハコ(高嶺矢筈母子) ミヤマリンドウ
シロバナタテヤマリンドウ ミヤマリンドウ イワイチョウ

相棒の高山病もそれ程でも無い様だ。雨も降りそうに無いので、小屋の前で、アンパンやカップ麺を食べて、初めて太郎山へ行く事に。チンタラ歩いて20分で平らな太郎山頂上に。
更に、北の俣岳方面に、お散歩気分で歩き、小屋へ15時戻り。
小屋の受付 改装された食堂 今年の寝床

その日の夕食は、17時。18時は、氷結を飲んだ僕には記憶ありません。眠っていました。
夕食 あす行く雲ノ平