2014年 7月
 
北アルプスは、脳梗塞後は遠のいていたのですが

やっぱり2500m超えた空気が吸いたぁーい!

で、約2年ぶりの北アルプス行を計画。


室堂?(一番楽そう、出来たら仙人池まで!でも、遭難したくないなぁー)
槍?(一番行きたい!でもハード過ぎないか?)
西穂?(小屋までなら楽勝か?でも、無雪期は暑そうだなぁー)
燕岳?(ホスピタリティー満点 でも登りがきつそう)

決行は、梅雨明け直後。


今の体は、疲れてくると、
下りで左足が着地の時に自動に(無意識に)バウンドしてしまう不安(後遺症)があるんです。

アウトバウンドが始まったらWストックでフォ ローして、
何としても北アルプスへ。

(思案中)(思案中)・・・・



結果、コマクサが咲き始め、ケーキセットが美味い燕山荘ピストンに決定。
出来たら、大天荘に泊まって星空を!
そして、ナンカレーも!!


今回は、平日登山。きっとすいている筈。

7/22(火) 出発&登り<燕山荘泊>
後は、体調・天気次第で大天荘<泊>でも、更に常念までも可能な日程!
でも、この時期の常念からの下りは虫が多いから・・・


平日となると、高速の割引が無い!
最近、高速の割引が休日割引5割から3割へ。
それに深夜割引も5割から3割へ。
これって、結構大きいので、深夜割引をGetする事に。
 
  Last
7/22 3時起床、3時40分出発 

インターまで5分と掛からないので、深夜割引Get。
安曇野ICを出るのは、いつでもOK深夜割。
でも、あんまりノンビリすると登山口出発が遅れるから普通に走って安曇野へ。

  佐野藤岡IC(3:47)→4:20波志江PA4:40→5:35佐久平PA5:41→6:20姨捨SA6:38
 →安曇野IC(7:00)→7:20豊科タクシー会社 7:30→8:25中房

いつものように豊科駅付近のタクシー会社へ車を預けて、中房へ。
食糧の買出しは、タクシー会社に着く前にコンビニで調達。
 おにぎり3個、菓子パン2個、ワッフルなど甘い菓子3個、チョコレート、カロリーメイト、
ポカリスェット500ml、いろはす(水)500ml


中房の登山口に到着。人数はあまり多くなく、登山口脇のベンチに場所を確保。
第一駐車場もあと1-2台は止められたかも。
でも、日差しがあり、暑い!
なのに、今回帽子を忘れてる!!
暑い中、歩けるか不安がよぎったが、行ける所まで!の気持ちでスタート(8:50)。

 登山口8:50→9:25 第一ベンチ9:45→10:18第二ベンチ10:30→11:17第三ベンチ
 <昼食>11:32→12:15富士見ベンチ12:22→13:05合戦小屋13:30→14:00合戦の頭14:05→14:20燕山荘
 

強烈な夏の日差しは登山口付近だけで、歩きだしたら日差しが無くなりラッキー

 
第一ベンチ
 
第二ベンチ
 
勝手に命名:豚の背
松の根っこ尾根 好きだなー
 
 
日向が怖い!
 
勝手に命名:定点観測点
紅葉していない写真は極めて貴重(本HP)
  
第三ベンチ
平日の為か、人が極めて少ないのです

第三ベンチ付近では行く手がガスっていてラッキー

 
今回初物、ゴゼンタチバナ
 
富士見ベンチ
 
大岩
紅葉時期は、この辺から色とりどりで綺麗なんですがねぇー
今回は、ミドリです
 
あと10分、7分、5分、3分小看板地帯
この辺の紅葉はお勧め
 
ななかまど(花)
 
ミヤマカラマツかな?
 
ガスは濃くなる事なく、程よい感じで合戦小屋、あのスイカを!
 
あのスイカ

降りそうで降らない天気、とっても楽ちん登山。

 
森の妖精ことゴゼンタチバナ(美形)
 
ツマトリソウ
 
マイズルソウと思って撮って、拡大してみたら違う!
 
コイワカガミ
 
ツマトリソウ
  
 合戦の頭

 
 
アオノツガザクラ
 
コイワカガミ
 
ハクサンシャクナゲ
 
コケモモ
 
チングルマ(花)

 ハイマツの実(新作)

やっと、燕山荘が見えた(ガスの切れ目で) 
 

 
 
タカネスミレ

ノウゴウイチゴ(能郷苺) 美味しいらしい
 
 
ミヤマキンポウゲ
 
 
ミヤマキンバイ

 
 
 
数年前から燕がいなくなった燕山荘直前の道標

燕山荘に到着
見慣れたスタッフ、あのI支配人も。

個室がNGとの事で少しがっかり。でも、
今回の寝床は本館2階の棚の上。4ッの枕が用意された区画に2人で。
I支配人さん有り難う!

   

棚になっている所は立ち上がれないのが普通なんですが、この場所立ち上がれる場所が在ったんです。
腰痛持ちの老人には、外着から部屋着に着替えるのに中腰は痛いんですよね。
助かりました。

燕山荘では、当然ケーキセット。
 
これ、秋に来ると品切れの時があって、がっかりするんですよねー
ベリーの甘酸っぱさ堪能できなくて

ケーキセット中に、1年ぶりで蒲田のOさんからメール受信。
中央アルプス縦走したとかで、次何処にしようか?とか

このまま、サンデッキでの~んびりしていたかったが、天気が怪しいので、コマクサ目指して燕岳方面へお散歩。


 燕山荘16:10 →→17:10燕山荘
 
 
 
 


 
 
ハクサンイチゲ
 
 
 
大天井岳と前穂高、確認!
日差しが無いのは歩くのに楽、でも眺望が無いのは苦でして
 
槍ヶ岳も一瞬だけ
 

燕岳手前のコマクサを見て(燕岳まで行かないで)、燕山荘に戻って夕食。

夕食、結局白ワインのピチャーを飲明かしてしまったです。
山小屋に泊まると必ず白ワイン!と決めている相棒、それを断れない俺。

 

食後は、眠くて眠くて、即眠です。
でも、星空だけは確認。
寝る前は、全面雲で何も見えず。

ひと眠り後(多分、8時半ぐらい)、星空に雲が彼方此方。安曇野の夜景も少し。
満天の星空だったら写真撮りたかったが、やはり寒い時でないとダメですかね、透き通っていない!

 


フロントで一人忙しく明日の食券作成している支配人を見つけ、同じ区画をもう一晩頼んでしまった。
支配人、忙しいのに手を止めて快諾。

やったー!!燕山荘連泊決定。

本当は、翌日の行動まだ決めていなかったのです。

いつもだと下山を決めてやって来るのですが
今回は、出来たらもう一泊と思っていたので
もう一泊を大天荘にすると、戻りにもう一泊(燕山荘か常念小屋)必要?!

計3泊。下山した日に移動は無理っぽい、ので連泊できてよかったぁー!
井村さん有り難う!
 
▲   
7/23 

 

日出を隠した雲たちは、ドンドン消えてくれて、まずまずの天気。


朝食後、外でコーヒー。

コーヒー飲みながら、明日の宿泊場所へ電話、予約完了。
何か、上手く行き過ぎの感あり。



 
 


大天荘でランチ、ナンカレーを喰うぞー!と出発。

 燕山荘7:25→蛙岩(8:50)→9:52大下りの頭11:00→13:12燕山荘


何故だか、踊り狂うペアルックの子供

小屋の裏の陽光を浴びた高山植物の女王様

この方向へ歩くのは初。槍が遥か彼方

蛙岩の形が認識できるこの場所までで、もうお疲れモード

ミネシャクナゲ
 
 
振り返ると、燕山荘が遥か彼方の上にある。戻りがぁー・・・
 
立山達と剣岳、針ノ木岳も
 
水晶岳
 
三俣蓮華と丸山の間から雲が流入

鷲羽岳

槍ヶ岳がかなり大きくなって、この方向に歩くのも良いなぁー
 
 
不可解な物体(表面は弾力あるが硬い)
 
タカネヤハズハハコ
 
 
 
 
 
 
ハクサンチドリ
 
ハクサンチドリ(蕾)
 
 
 
 

日差しがあると疲れます。
大天荘の遥か手前、大下りの頭で超大休止~ィ!。


 
高瀬川河原
 
大下り
 

そこで、ゆっくりと休んでいたら、大天井岳が大きく見えてきた。

ナンカレーは、大下りを下って
ダラダラと稜線を巻く風の無い暑い道を行き、
ストンと梯子を下った後の、
あの急な登りを耐えなくては、食べられないのだ。

われらは迷わず、燕山荘のシュウマイ弁当を頂き始めた。

よくよく眺めていると、へんなもん発見!!

笠雲

悪天の兆候

二人とも意見一致、これより先へ行くのは止め!
戻るぞ!燕山荘へ。(北方向は、まだ晴れている)





ツチノコ岩

燕山荘に早く戻ってきたので、燕山荘のカレーを!!

チキンが大きくて美味い燕山荘カレー

少し休んで、北燕手前のコマクサ群生地目指すことに。




この日は、学校登山の団体が燕山荘に!!
地元の140名中学生
(キャパ600名以上燕山荘にとっては余裕なのだが)


十数人ごとのグループで次々と燕岳登頂を!!

一般登山者は、登頂に出発せずでした。

身支度が早くない相棒を、玄関先で待っていると、おじさんが
「頂上まで行けますかねぇー?」時間を気にしている様子。

歩くスピード人によって違うしなぁー、写真撮りながらノンビリ行って1時間。
「でも、初めてでして、コマクサが北燕の先に大群落があるらしい。行った事あります?」
北燕はあるけどその先は行った事無いし、群落あるのは手前ですよ。と伝えると、
群落があるらしいと言い張る、変わったおじさん。
これ以上関わると厄介そうなので、「いま2時、夕食1回目が6時だから、
1時間先に進んで、戻ってくれば良いじゃないですか。 自己責任で!」

ちょうど相棒も出てきて、出発しようとしたら
「一緒に行きたいから、支度するまで待っていて!!」もうこの言葉で大警戒。
どんどん曇って来るし、関わりたくない一心で。
はっきりと「いやです。」と言い切って出発。

 燕山荘14:08→15:52燕岳15:58→16:13→16:38燕山荘

やはり、中学生達とのすれ違いは!!
でも、しょっちゅう休憩時間があって苦ではない。

頂上は、中学生達が終わって誰もいない静かな頂上。
誰もいない燕岳は初めて!!



 
 
どんどん曇って来るので、群生地へ
燕岳の頂上を乗り越して、振り返ると頂上は人で満杯。

裏見の燕岳

みなさん、中学生登頂終了を待っていたんですね。

やはり、日差しがあった午前中に出会ったコマクサ達が綺麗
蕾状態のコマクサ多し。


イワツメグザ


 

群生地から戻りかけて写真を撮っていると、変なおじさんがニコニコしながらやって来た。
北燕はどれかと尋ねられたので、先の分岐を左にドッコウショと登った所と教えてあげた。

その後、そのおじさんとは会っていない。
遭難者の話も聞かなかったので無事に戻ったと思ってます。

我々が小屋に近づくとポツリポツリと雨。

小屋に入った直後から土砂降り。雷の音はしなかったが、叩きつける雨音が凄かった。
変なおじさん空身だったからパンツまで濡れたんじゃないかな?



夕食時に、もう一つの中学登山が居る事をオーナーから知らされた。
彼ら、東京からのグループで明日、一気に槍ヶ岳山荘まで行くらしい。
これまた、引率する先生やガイドさんに同情です。

 
▲   
7/24 

夜中降り続いていた雨も止み?濃霧状態。
外気温11.3℃、室内16.2℃
(この時の東京のアメダス気温は、27.5℃)

槍を目指して中学生たちが出発した後、日の出が見えないので食堂で朝食。

意外とスンナリ身支度完了。最高記録の様です。訳は、朝食が早かった事とお腹の調子が順調だった事。
もう一つの学校登山の中学生は9時ごろから下山予定を、昨日引率の方から聞いていたので好都合
7時前に燕山荘を出発。

燕山荘6:50→7:40合戦の頭→8:00合戦小屋8:30→9:05富士見ベンチ9:15
→9:47第三ベンチ10:05→10:38第二ベンチ10:46→11:28第一ベンチ11:32→12:18登山口




 

学校登山の中学生と一緒に下るのは騒がしすぎるので、
さっさと下ったのです。

しかし、想定外の事象に出くわしてしまったのです。

地元中学校登山140名を上に残したので
安心して下山中、突然見慣れた燕山荘のスタッフに先導された中学校達が現れた。
いつもの様に「どうぞー!」と
登山道で追着かれたり、出くわした時は、いつもそうしているのです。
「140名いますよ!」と言われた。
「ギョッ!」

確か、小屋に140名いた筈?????

どうやら、地元には西と東の中学があるらしい。
地方都市に中学生280名とは多いのでは?(独り言です)

それじゃぁー、と歩き始めるが、とにかく、すれ違うのに、挨拶に応えるのに
中学生の前でコケないで下るので
精一杯
だから、写真無いです。




無事に下山完了したことを、全てに感謝しつつ、アスファルト舗装された道を有明荘へ。

足の筋肉が痛い。
でも、左足は快調に脳の指令通り動いているし、あと少しと思いながら結構辛い有明荘への道を。
ここの十数分が一番辛い

そして、首の右耳下あたりが何故だか痒い。
また、虫かぁー?!


有明荘では、まずタクシー会社へ電話、そして入浴、食事の順番。
タクシーを2時間後の14:30に予約。



最近、すれ違った人の記憶が残らなくなって、
脱衣所で挨拶して来た人誰だっけ?
相棒曰く、第二ベンチ先で道を譲った人で、前の日は稜線ですれ違って大天井岳へ向かっていたとか。
彼、大雨と風で豪い目に あったとか。

これを聞くと、我々の今回の行動は正解だったのかも。

 有明荘14:25→15:08豊科タクシー会社15:20→セブンイレブン15:30→安曇野IC(15:37)→15:40梓川SA16:03
→塩尻北IC(16:13) →16:16信州健康ランド


 
▲ TOP 
7/25 高速の深夜割Getの為、3時起床 

信州健康ランド3:38→3:50梓川SA4:28→4:54姨捨SA5:12→5:45東部湯の丸PA6:30
→7:23甘楽PA7:41→太田IC(8:18)→(R50) →8:57帰宅 


途中、軽井沢から横川への下り中にゾロ目記録
目指せ!月まで

今回の虫刺され

熱っぽく感じ、耳の裏から脳みそごえて眉間までが痛みだした。
途中、東部湯の丸PAで「ひえピタ」買って貼り付けて帰還。

即、皮膚科へ
症状伝えるがかゆみ止め軟膏しか処方せず。
患者の、主訴を聞き入れない開業医だ!
(抗生剤処方拒否)

三日後(土日あったから)、痛みは耳の中から眉間にかけてズキンズキンと悪化の一途
今度は耳鼻科
「異常を認められない」
「虫に刺されて、リンパが一時的に腫れる事はあるが、そんな症状になる筈は無い」
患者の、主訴を聞き入れない開業医だ!
でも、抗生剤処方で助かった

おかげで、半日後にはズキンズキンが病んで快方へ



次は、大天荘のナンカレー喰うぞー!!
連泊快諾の燕山荘I支配人有り難う!


今回の持ち物
(殆どいつもと同じなんですが、帽子はお留守番)
2.5リッターリュック内の荷物
・着替え2組(シャツ,パンツ,靴下)
・部屋着(上下),防寒用トレーナ,大き目タオル
・雨具
・ザックカバー,ヘッドランプ、手袋,ロール紙
・サブザック
・膝サポータ
・自作救急薬セット(傷薬,ガーゼ,絆創膏,正露丸,テーピング材,風薬,咳止め薬,細引き),歯ブラシ
・スーパー袋、山渓袋など
・一眼レフカメラ,望遠レンズ 
・汚れ物入れ密封袋

Wストック

ウエストポーチ(内容物は、秘密)

外着セット(登るときに着る衣類)
・ズボン,ベルト,サポータータイツ,パンツ,半袖シャツ,靴下,カッターシャツ,タオル,ヘヤーバンド,帽子