後編:下山(9/20)
この朝も、快晴で温かめ。やっぱり、おっかけSUNのお陰かぁー? 朝飯を朝弁当に変更していたので、ゆっくり日の出見物。 そして、キッチン槍でコーヒーと朝弁。 その後は、晩の宿探し。電話しまくりました。朝早くに、みなさん忙しいのに御免なさいの気持ちで。徳沢は二つともNG。次は、明神。初めに掛けた「山のひだや」さんが、OK。 当初の横尾をやめて明神へ下るには、少なくとも予定の時間を1時間半短縮して歩かなくては成らないのだが、出来るのかぁ? まぁー、明神まで下ることで、部屋に戻ったら、もう皆さん出発済み、またまた最後の出発です。身支度して、7時半ごろ乾燥室の横から外へ。玄関にまわったら既におっかけSUN達が待ってました。 今日は、4人で槍沢を下ります。 石ゴロゴロの道を登って来る人や、追い越し希望のお急ぎさんに道を譲りながらのノンビリ下山。この日の槍沢は、下る人・登る人で物凄い混雑。そして、今年初めての紺色の空だったんですから、のーんびり下山です。これが、後になって、災いとなるとは思いませんでした。 途中、水沢で休憩。 腹ヘッタ状態だったので、食糧袋にあった、おにぎりを食べてしまった。当然、賞味期限無視で。信じられない!と相棒に非難されましたが、正露丸あるし、一昨日期限切れに成ったばかりなので、躊躇なく呑み込んでました。でも、その後、現在まで正露丸のお世話になっていませんから大丈夫だったという事です。 いよいよ天狗原の分岐。 ここで今日は右折です。天狗池見物に行ってきまァーす。 皆さん、近いのでリュックを置いて行くみたい。あちこちにデポしたリュックが置かれているのです。あれっ!金色のリュックが置き去りだ!同じようなリュックは沢山ありますが、あのスタイルとカラーは独特。もしかして、” 一人だけ茶髪軍団”が天狗池見物?彼ら、今日は南岳の筈なんだけどぉー?まぁー、行って見れば分かる事。分岐も休まず通過です。 おっかけSUN達はリュックを置きましたが、私たちは、いつ腹減るか?水は?薬は?それにサブザックは、もうリュックの底に!なので、リュック背負っての天狗池見物です。槍沢の左端から右端まで横切ります。 槍沢を真横に横切り、チョイチョイと登ると足元に小さな池が。周りは紅葉が始まり、小さな池の脇には大きな岩がある光景。 風もなく静まり返った光景。 では無いのです。 岩陰で休む人の声が、下から良く聞こえる、変わった光景なのです。 やっぱり、居ました。” 一人だけ茶髪軍団” 彼ら、大きな岩の上に乗っかり、休んでいます。手を振ったんですよ。気付いてくれませんでしたね。まぁー、良いかぁーで丘を下って池の畔で「逆さ槍」を撮らなくては! 池の周囲の丘には、お猿さん達が人間見物。この日のお猿さん、とっても肥えています。秋ですから仕方ないですかねぇー。 大岩の脇にある標識を撮影している時に、あの4人組が気付いたみたい。 天気が下り坂なので南岳やめたのだそうです。下り始めているなんて気にしていませんでした。 先を急ぐ身。直ぐに出発。でも、15分は居たかなぁー? 天狗池を後にする時、振り返ると大岩に乗った4人の背中と紅葉が、なんか良い感じだったので写真を撮っていました。誰かが(お父さんは、視力・記憶力が低下してるんです)振り向き、今度は皆でポーズ。すかさずシャターを切りましたが、どうやって渡そうか?ふと考えたのですが、メルアド交換するには距離が離れすぎ。まぁ!いっかぁーでその場を後に。 関係者様へ 山に来て、ゆったりと過ごす。 これって、良いですよねぇー。顔つきが違って来ますからぁー。 みんな、α波を沢山放出し、良い顔してましたよ。 あぁー!その岩で、昼寝したかったなぁー!(サンバーム対策後にね)岩が温かで昼寝に良さそうだった。 皆さんの承諾頂いていないので、ポーズ写真は載せてません。 このページに大き目で掲載したいのですがねー。 承諾メールもらえました。 ご覧ください、紅葉&あったかい大岩満喫の4人です。 楽しそうでしょう!見ている此方まで楽しくなってくるポーズじゃないですか! 分岐に戻った時は、疲れ果てていました。お腹もすいたし、何か食べる為に、休憩15分。 そして再び下り始めたのです。ババ平まで。 ババ平まで来れば槍沢ロッヂはすぐ。こうゆう時こそ休むのです。足がもつれて転倒しますから、5分休み予定が結局15分休憩となってしまいました。なぜか? それは、日陰を見つけて座った瞬間、前方からあの” 一人だけ茶髪軍団”4人組が現れたのです。カメラを向けると、またまた乗り乗りポーズなのです。さっき果たせなかったメルアド聞くので、時間が経ってしまいました。さぁー、槍沢ロッヂの1000円ラーメン目指して出発ぅー! 槍沢ロッヂ遂に到着。でも、ガァーン!!時間が遅すぎて、カップ麺だけ販売。でも、今朝から温かい物を食べていないので食べる事に。スープまで飲みほして、再度出発。 急がなくては、今日は明神まで。 既に、槍沢の流れを傾きかけた日差しが照らし出して、とっても綺麗。よそ見で、躓いて転ばぬよう、注意しながらキョロキョロ、急ぎ足。疲れるよー。 遂に、横尾に到着。 ちょっと不安になり、ババ平でもらったメルアドのメモ紙探すが見つからず。持ち物全部出しても見つからず、困り果てたのでした。無くしてはいない筈なのだが、おかしい。そこに、相棒がやって来て「電話、未だしないの。並んであげているのに!」(うるせぇー!自分でしろよ!電話行列なんか頼んでないわい)喧嘩でぇーす。横尾に泊れば電話なんかしなくて良いのに。これから明神じゃ6時過ぎて、暗くなっているし夕飯も始まっちゃっているのだ。プンプン。 道の反対側に、さっきの茶髪君が居たので、事情を話して、茶髪君のメルアドを聞いておこう!そして、明神の宿へ電話です。 「今朝ほど電話したodekake3ですが、今横尾です」「はぁー?」 何か変? 「今朝、泊めて頂けると聞いて、横尾に着いたら電話するように言われて電話しているのですがぁー」「今日は満室ですよ。でも、今朝大丈夫だと言われているならぁー」 全く変? 「横尾を出発して良いのですね」「今朝、大丈夫と言われたなら、良いのじゃないですか」 「じゃ、これから横尾を出発しますので、到着が6時過ぎに成りますが宜しくお願いします。こちらodekake3と申しますが、お名前を!」「○※▽」 名前聞いちゃったから、午後4時を過ぎていたけど出発です。 すこし、途中でのんびりし過ぎた様です。 もう少し早ければ、このような対応では、無視して上高地を出てしまうのですが、今からだとバスターミナル着が午後7時予定で、ゲート閉まっていますから。 何とか泊めて頂かなくては。 ここからは、急ぎました。多少のアップダウンはあるものの車道ですから、GPSデータによると、平均時速5−6キロのスピードだったみたい。 徳沢で、おっかけSUN達と別れて、明神館に着いたのは6時少し前。 急いで歩いて来たので、落ち着く為に缶ジュースを自販機で買って飲み、暗くなった林の中を明神橋へ向かった。 「山のひだや」さんに着いたのは6時ジャスト。ロビーには、食堂へ入ろうとしている人の列が出来ていた。タイミング悪し。夕食が始まり従業員が大忙しの時だ。 受付で声を出すが誰も出て来ない。 暫くして、若い女性が出てきて、「今日は満室だからぁー・・・、一寸待って・・・。」と何処かへ消えた。 遂に、支配人と呼ばれる老人が出てきて、「何とかしますから、リュックを下してお待ちください。」助かったぁー。 その晩は、12畳の部屋に!風呂もジャグジー付、浴衣付で泊めて頂き、夕食も。 支配人さん、本当に、お世話さまでした。
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