2005/10/28-29 尾瀬(大清水−尾瀬沼) |
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尾瀬へは、今回で何度目になるのだろうか。 10回目ぐらいまではカウントしていたのですが、何せ35年以上経つと、回数は忘れてしまった。 でも、今回の様な体験は初めて。営業終了した長蔵小屋に泊めてもらいました。 11月3日は、晴れの特異日。これ、NIPPONの常識!!。 最近は、これを使って、その年最後の山行きを尾瀬にしていました。 そうなんです、11/1,2,3が尾瀬行きなんです。でも、今年は3日が木曜で休みを取るにはチョイとはばかる日取り。そこで、10月最後の土日を使って行く事に。 前日の金曜に電話をすると、なっ!なんと先週小屋閉めだったとか。ガァー〜〜ン。 「土曜の晩だったら、小屋番が居るから泊まれますよ。小屋閉め後なので、何時もの様には対応で出来ないかも知れませんが、泊まれますよ。」そのお言葉に甘えて、行くことに決定。客は、僕達だけらしい。 当日の服装は、殆ど夏の山行きとおんなじ。 ・靴 ・靴下(中はき、外破棄はき) ・夏用ズボン(スリーシーズン用のニッカボッカでなく、薄い奴) ・ダイクロン(パンツと半そでシャツ) ・中厚手カッターシャツ ・汗取り鉢巻 ・帽子 ・タオル ・ウェストポーチ(貴重品、野帳、飴、カロリーメイト、チョコレート、目薬、ライター、タバコ、耳栓、灰皿、DSC電池、メモリー) ただし、 車運転の都合で、履物は、現地で履き替え。運転はズック。運転中は、ウェストポーチなし。かぶり物はズボンのポケット。 荷物 (このあいだ買って、利用二回目の燕岳行きで綻び始めた、新品リュック) ・フリース ・下着着替え(パンツ、シャツ、靴下) ・室内着(ジャージズボン、ラガーシャツ、中・普サイズタオル) ・雨具(防水切れ掛かって、早2年経過、ザックカバー) ・ヘッドランプ ・自作救急治療セット(マキュロン、(各サイズ)バンドエイド・滅菌ガーゼ、テーピング材、ナイフ、細引き、正露丸、スーパーバッグ) ・膝サポーター ・このあいだ買ったゴアテックス手袋 ・熊よけ鐘 ・ストック2本 これだけを、リュックに詰めて、そんなに早くない東京を出発。 関越は、渋滞こそしていないが、ちょっとしたトラブルでもあったら、大渋滞になりそうな混み様。いつもは、高坂SAのレストランも、客は疎らなのだが、家族連れやグループで満席状態(待ち人あり)。 長野道へのJCでは、左車線が長だの列!(かなりの車が、長野道へ)でも、高崎方面の車も少なくなった感なし状態。 沼田ICでは、出口渋滞をETCの威力突破! IC左横のローソンで買出し。 ・水500m、ポカリスエット500m ・にぎり飯:3個(たらこ、昆布、梅干) ・ソーゼージ<小屋のおかず不足回避用> ・あんぱん、ワッフル<疲れた時に用に> 別に、ダーツ(チョコレート)とカロリーメイトは、燕岳の時に残したものを充当。 大清水の駐車場に着いた時は、雨は降っていなかったが、大清水小屋でラーメンを注文している間に降り出した。 ラーメンが出来上がるのが、もの凄〜く遅かったので出発が予定より1時間も遅れてしまった。 大清水、携帯電話繋がるみたいですけど、FOMA繋がらないです。公衆電話ないです。携帯充電器うってないです。 遅れる事を、小屋に連絡しようにも、手段なし。焦らず、滑って転ばぬよう、慎重に急がなくては!!と云う事で出発。 幸い、雨足は強くならず、シトシト雨。一之瀬休憩所は完全にClose。トイレ借りて再び雨の中を歩き出す。 傘をさしたカップル、おっさん・おばさんグループが下山してゆく。 冬路沢を通過して、岩清水までの中間辺りで殆ど降っていない状態。カメラをリュックから出す。 雨に濡れた、傾斜木道と階段は滑りやすいのに、今回はその上に枯葉&松の種じゃ、いつかはすっ転ぶ事間違いなし。 やっと、きつい登りが終わり、峠までのコメツガ林になった頃、突如、おっさん集団5〜6人を発見。道端に疲れ果てた顔して座っていた。けが人も居ない様なので、そのまま放置。挨拶も無い。着ているものだけは、いっぱしの登山雨具。おっさん達を無視して進み直ぐに三平峠に到着。(最近、コメツガ林の中の歩くのが長ぁ〜く感じるんです。以前は、位置の出から一之瀬からコメツガ林までが長く感じていたのですが)峠であんぱんを半分食べて出発。峠から沼までは、木道が敷設された急下降道。乾いている時でもスリップ転倒の恐怖場所。誰のアイデアなのか、ここの木道やめてよ!!今回、ストックを持って来ているので、峠でリュックから外し、「転ばぬ先の杖」。お陰で、スリップ無しで無地、尾瀬沼三平下に到着。 だれ〜〜〜〜〜も居ない。三平下。遅れているので、そのまま長蔵小屋目指して歩き続ける。小雨降る沼面越に長蔵小屋周辺のカラマツ黄色いカラマツか美しい。約束の3時より大幅に遅れて、長蔵小屋に無地到着。 枯葉、ばっかし。初めて、松の種を木道で目認。波立ち尾瀬沼の音も初認識。沼周辺の広葉樹は、すべて葉を落としていた。 長蔵小屋、その晩の宿泊は、我々2人+1人=3名。明日は、小屋番(2人)も下山なので、8時までに出発して下さいと言われてしまった。とにかく寒い。空気が寒い。床、畳がつべたい。三人のために、乾燥室にストーブを焚いてくれた、感謝。 小屋中冷え切っている!いつもは暑いくらいの「談話室」、ストーブの周りに居ないと寒い。夕食は、山小屋とは思えない副食に驚き。たらふく頂き、寝床につく。 僕達、部屋番号1番。この部屋、広いのです。多分、普段は12−3人泊まる部屋、床の間付き。もう一人は、隣の隣3番部屋。彼、明日は燧ケ岳を長英新道から登りナディ窪を下って帰るとか。尾瀬沼は初めて。夜、トイレに行くと温風器が一つの便器に向かって温風を送りつけ、便所中が暖か。トイレで寝たい気分。耳栓なしで朝まで、普段の睡眠不足解消に!山小屋は最適。(18:00-05:30、11時間30分の睡眠) あさ、曇ってるぅー。 更に、昨夜の雨は雪にはならず。最悪ぅー!これじゃ、雪景色も朝靄も無いじゃないですか。<贅沢な、不満> 朝食のおかずも、昨夜に続き品数多し。三人で朝食を食べ、もう一人の彼は燧めざして出発。バイクで立川から来たそうだ。僕達も、チェックアウト時刻ギリギリの8時に出発。でも、下山するには早いので、大江湿原へ。何枚か写真を撮るが、日差しが無いので、寒すぎ。直ぐにビジターセンター脇のライブカメラ設置トイレへ。やはり暖房?トイレ内は暖か。トイレで暖をとり、そそくさと出発。運動していないと寒すぎ。ぽつぽつと人影。多分、沼山峠からの人。みんな、体動かしていないと居られないんです。 三平下に着いた頃、初めての日差し。太陽光線を浴びるとあったかー。誰も居ない三平下を直ぐに出発し、峠への登り。また、滑らぬよう慎重にゆっくりと登る。峠で一休みして、チンタラ下山。コメツガ林を抜けた辺りから入山者と数回すれちがう。この辺りから、広葉樹の紅葉が、色とりどり。赤、黄色、茶色、そして緑。南向きの斜面を下っている訳で、逆光の紅葉見物となり、とっても美しい。岩清水で一休み。一之瀬でお昼。下るに従って色付いた葉の数が増し、益々紅葉。 例年(11/1,2,3)だと戸倉から先は、カラマツのみが枝に葉付けているのだが、今年は、大清水界隈が紅葉最適地でした。大清水では、ラーメン食べたかった遅くなるのを心配してコーヒーにしておきました。 帰らなくては!明日は、仕事。渋滞こわい。 そんな訳で、何時までも居たい大清水を後に、一路東京目指して車を走らせ、途中オルゴール??がある峠で休憩後、ノンストップで帰京。(関越渋滞なし) 追:高速をETCで利用した時、入り・出の時刻が正確に記録できる。途中、休憩無しだと、スピード違反が、判明するのでは?チョット心配しています。 |