2005年2月

十年ぶり、冬の上高地

2/11〜13は、三連休。 一昨年から、行きたたくて、行きたくて、もう、どうしようもない冬の上高地。
しかし、以前(安房トンネルが開通前)は、坂巻温泉のトンネルに駐車して、行ったのだが、それが出来なくなって、沢渡から歩く自信が無かった。釜トンネルと沢渡の往復<バス、タクシー確保>が不安で決行できず状態だった。どうやら休日には釜トンネル付近にタクシーがたむろしているのが確実なのが判明し、行く事に。でも、ピーカン天気じゃなきゃなきゃ、嫌だ!!のわがまま親父です。

10年前の大正池と焼岳
そんな訳で、天気のことが気がかりではあったが、1月に前後泊用の宿を塩尻北に確保して、その日を待ってました。天気悪きゃ、松本、大町辺りをぶらつく予定。一週間前から、曇り予報。晴れは日曜の午後。天気予報は、前日になっても変わらず。いや、歩く予定の土曜は、雪に傾き悪化していた。

初日(2/11)
 この日の朝から出かけられると良いのだが、ちょっとした家の用事があり、出発は15時。環七、首都高、中央道どれも渋滞なし。順調に塩尻北ICを降り、夕食のため、1回目ファミレスへ。今回の"お出かけ"中の食事、結果ですが5食中4食が、このファミレスとなってしまいまいました。便利さだけで4食も。帰ってきて自分でも、呆れてます。日本全国均一の料金&味&サービスが躊躇なく使ってしまうのです。
15:55出発→16:45石川PA→18:12諏訪SA 18:22→18:44塩尻北IC→すかいらーく→20:00信州健康ランド

二日目(2/12)
 さすがに、この時期の5時は暗い。明けの明星が、快晴の星空にひときわ目立って輝いている。ザァッと朝風呂後、身支度して50分後に出発。しかし、上空には、星がなくなり、小雪が舞い始める。短い間の激変に驚き。ファミレスで今回2回目の食事。益々、雪が舞い始めた。

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02/12 6:41
朝食

02/12 7:44:14
奈川渡ダム
黒い舗装道路に白蛇?

02/12 8:07:13
沢渡駐車場

02/12 8:45:23
釜トンネル入口
中の湯売店

途中、食料などをコンビニで調達。
調達品(二人前)、おにぎり4個(さけ、昆布2、梅)、ワッフル2、高級つぶしアンパン2、ピーナッツバターサンド、チヨコレート2、水(500ml)2、缶コーヒー2、懐炉(沢山)。
いつもの休憩所:グリンデルは、前日から改装とかで休業中なので、気温−7度の奈川渡ダムで休憩。雪は舞っているが、空は明るくなっていた。
 橋を渡った所の広大な沢渡駐車場は、入り口付近が十数台駐車可能なように除雪され、無料。なのに係員がいて、駐車位置を指示。あの係員は、多分タクシー会社の人みたい。着替え終わって、タクシーに乗ろうとすると待機車なし。8:50のバスももう直ぐなので、バスにしようか悩む。バス停までは距離があり、歩き出さないと間に合わない。そこで、4人を乗せて出発するタクシーに聞くと直ぐ来るから待った方良いとの事。確かに、直ぐに2人乗せたタクシーが入ってきた。
おじさん一人を降り、自分の車へ。?そして、再び乗車??し、出発。そのタクシー、自分達の横に止まり、相乗りを勧める。ラッキー!!相棒、助手席。僕、後ろのドア横。さっき降りて自分の車に行ったおっさん真ん中。真ん中ってカーブの多い道では、つらいのでラッキー!おっさん、アイゼンを車に置きに行ったとか。奥さんは、去年初めて来て感動、そして今年も来れて、かなりハイ状態。写真を撮っくるだけだそうで、目的は僕らと同じみたい。
 日陰の釜トンネルに着き、相乗りさせてくれたご夫婦にお礼を言い、「お先に!」と出発。
トンネル前には、あと数人いたが無視。トンネルに入って、直ぐに仮設トイレ。十分出し切る。

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02/12 8:48 新旧釜トンネル

02/12 8:45 冬季トイレ位置案内

02/12 8:47 トンネル入口仮設トイレ

02/12 8:48 トンネルから、入口方向

 いよいよ、釜トンネル。トンネルになる前に、さっきのご夫婦に抜かれた。 トンネル内は勾配が急だが、以前の様にツララだらけではなく安心して通行、意外と直ぐに出口。出口 も昔かしの様な鉄の扉ではなくシートのカーテン。完全に開けられていた。暫く隧道を行き、その先か らいよいよ青空の下を歩く。噂の通り、道は除雪されている。日向のせいか路面は、穂高(岳沢)が見 えるカーブまで完全に乾いてた。

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02/12 8:59
僅かだが、いまだに残る素掘り壁面

02/12 9:06 出口に向けて

02/12 9:16 上高地側
新旧トンネル口

02/12 9:38 日陰の下り道

   このカーブからは、日陰でアイスバーン状態。しかし、景色は最高。 足元注意だ。今回、僕らは転ば なかったが、ズッドンと地響き。後ろのおばちゃんでした。除雪は、梓川を渡る治山道路の橋まで。大正 池への道は、そこで、雪道となる。雪道は、滑る心配ないから歩きやすい。やっと、雪の世界に入ったっ て感じ。でも、前回までのスキーのトレース数本と違い、道幅いっぱいに靴やスノーシューの足跡。足跡 の上を歩いているのだが、何故か十数センチ踏み抜く事あり。な ぜなんだろう?

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02/12 9:38
 絶景

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 大正池 取水口付近の道

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 取水口付近

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まだ、日陰の大正池

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02/12 10:04
焼岳

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西穂高岳 丸山

02/12 10:24
全面凍結でない 大正池

02/12 10:43
田代池付近

 シャッターを切りながら大正池ホテル手前の広場に到着。 スノーシューやアイゼンやらの調整でガヤガヤと話をする群集の横を通り、我々は踏み 跡の無い、勝って知ったるホテルの裏を大正池に落ちない様に上流の広っぱ川原へ進む。 群集が一列になってついてくる。この広っぱ、テントがニ張り。そして、踏み跡は広っ ぱ中に。 暫く、留まり通過人や穂高を観賞。今回は、まだ早いので更に上流の田代池を目指す。 さすが、樹林帯の中では、踏み跡の無い白銀の景色が。記憶よりも雪の量は少ないが、 一面たっぷり積もっているので木道の存在は確認出来ません。 田代池、人がやはり散在って感じ。でも、無雪期には行くことが出来ない対岸に人が 居て上手いこと写真の構図が決まらない。(対岸に行かなかった事が悔しいのだ!)

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02/12 10:43

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田代池  対岸に人だ!

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02/12 11:02
スノーシューの痕

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田代橋から焼岳半分

02/12 11:15
冬眠中
清水屋Hと上高地温泉H

02/12 11:38
明神岳

中の瀬(田代橋)までは、林間コースを避けて梓川を目指す。 この辺り、足跡だらけで迷いそう、大事になるわけ無いから迷ってみても良かったかも。 確実に、多い踏み跡を進んで、中の瀬(田代橋)に到着。座れそうな場所を発見し、座って握飯とパンを食べる。雨具ズボンを穿いているので何処でも座れるのだ。しかし、冷たそうで座らずだったので、釜トンネルでタクシー降りて以来の2時間半ぶりの足休め&栄養分 補給。ほっとした。  田代橋は、適度に除雪されていた。除雪された道(圧雪道路)は、帝国ホテル方面か ら橋を経過して、清水屋ホテルの方面に続いていた。飯を食べていると、帝国ホテル方 面から小型ローリー車(石油)が橋を渡って行った。  元気になったので、川沿いに河童橋を目指して出発。林の中をショートカットや対岸 に行く選択肢もあったが、無雪期の散策コースを行く。途中、ベンチは雪に埋もれて確 認できないが、テーブルだけが雪小山と化した休憩所を通過し、河童橋直前で、チャイ ムが谷に轟いた。

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02/12 11:41
ベンチは埋れ、テーブルの上に雪
梓川の土手

02/12 11:58
いよいよ、河童橋

02/12 12:02
対岸には、人がいっぱい

02/12 12:07
こちらも、人、人。

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02/12 12:09
河童橋から

02/12 12:11
河童橋から

02/12 12:21
それにしても、多い人。

02/12 12:22
橋をねらうライブカメラ
ホテル玄関上

 「ピ〜ン、ぽ〜ん。パ〜ン、ぽ〜ん。*▲〜!▽?■◎?・・・」なにやら、アナウンス。時計を見たら12時。真冬の上高地で、正午のお知らせ!! おっどろいたぁ〜!こんな事、ありぃ〜?? 河童橋は、ものすごい数の人がご休憩中。橋のふもとは、工事中でユンボもエンジン 掛けっぱなしでお昼休み中。とっても排ガス臭い河童橋であった。  エンジン音、チャイム、そして多くの人々。河童橋のたもとは、まさに”レジャーランド雪の薗”って感じ。  今回は、ここで撤退。曇り始めていたので、未練なく帰路に。

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02/12 12:22
河童橋を狙う、もう一台売店屋根

02/12 12:23雪の量をご覧下さい
あんまり、多くない?

02/12 12:24
工事現場

02/12 12:53
何に見えますか?

帰りは、道を変えても 良かったのだが、臆病なもんで同じ道をたどって、 一気に大正池まで戻った。大正池ホテルの横の広場には公衆トイレがあり行列。かなりの人が休 憩しているが、話し声が聞こえず、皆さん疲れ果てた!って感じ。皆さんの、顔つきと、姿勢が 疲れ具合を十二分に語っていました。変な光景でした。  僕たち、ハラヘタ状態直前なので、握 飯とパンを食べ一休みして出発。 下りの釜トンネルは、僕たちの後ろに無言の10人近い団体さ んがズウ〜〜ッと一緒。 本当に疲れ果てているみたい。僕たち未だ余力ありました。何で、皆さ んそんなに疲れてるの?  トンネルを出ると、仮説トイレへ!と考えて頑張ってきたのですが、 タクシー運ちゃんが近づいて来たので、迷わず乗る事に。更に我慢! 何処まで?「沢渡トイレま で!」たぶん、3時前だった。  トイレ前までメータ料金2520円。トイレへ突進。一杯はい ているので、用を足せる様に体勢を整えるのが、しんどいです。しかし、トイレ内は暖房中。助 かったぁ〜〜。 トイレから出て、車まで歩き出すと、視線を感じ顔を上げると、朝の相乗りご夫 婦が!出発の準備中で僕たちを見ていた。軽く挨拶。松本(ナンバー)からだと近くていいなー!

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02/12 12:53
何に見えますか?

02/12 12:56
親子サル

02/12 13:31
大正池の遊歩道
木の橋に雪が積もってる

02/12 13:33
帰り道

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02/12 13:37
大正池H付近
静かです。皆、疲れ果ててます。

02/12 13:45
大正池Hと団体行列

02/12 14:01
除雪部分の終了地点

02/12 14:05
見納め
♪また来る時にも、笑っておくれ♪

着替え終わって、未だ3時半。さぁ〜てどうしたもんか。 乗鞍高原へ行って、湯でも浸かろう!せせらぎの湯は、満員状態なのでやめて、 乗鞍高原の老舗喫茶店へ、ここも「準備中」、疲れたので、下のほうの最近出来 た喫茶店でケーキセット休憩。元気出たので、豊科目指す。  豊科ICを出たとき には真っ暗になっていたので、塩尻北ICへトンボ帰り。急ぐ事ないので 走行車線 をゆっくり、かなりの混雑。なにわ、名古屋、横浜、相模ナンバーが追越して行っ た。 そこで、今回3回目のファミレスで夕食。

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02/12 14:09
梓川

02/12 15:07
帰りの駐車場
これから、乗鞍高原へ

02/12 15:55
乗鞍ケーキセット

02/12 16:57
夕暮れの有明山
梓川SAから

05:00起床  05:48信州健康ランド出発 →すかいらーく →06:45出発 ファミリーストア →07:40奈川渡ダム07:45→ 08:07沢渡到着
着替え 08:35沢渡出発→タクシー 08:45中の湯到着

08:50中の湯出発→ 09:05釜トンネル通過 →09:15新旧トンネル分岐→ 09:22乗鞍確認→ 09:38岳沢確認 →09:50取水口通過→ 10:01大正池ホテル10:30→ 10:40田代池10:50 →11:15中の瀬(田代橋)(昼食)11:20 →12:01河童橋12:23→ 12:49中の瀬(田代橋)→ 13:37大正池ホテル(間食)13:45→ 14:00除雪地点 →多分14:55 中の湯 →15:07沢渡駐車場 →15:55乗鞍高原喫茶店

三日目(2/13)
 前日より30分遅い5時半に起床。出発の6時半は、晴れていた。
朝食前に、松本の中山(中山霊園)から、朝焼けの北アルプス(電線なし)写真を撮りに向かう。
写真を撮り終え、車に戻ると外気温が−8度である事を知り驚く。やけに寒いなぁとは思っていた。
後は、4回目の同じファミレスで朝食をとり東京へ。

05:30起床→06:30出発→06:47中山霊園到着07:13→08:06すかいらーく出発→09:08釈迦堂PA09:22→10:25到着

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02/13 6:21
日出前の南アルプス
塩尻北IC付近

02/13 6:49
日出の頃の
松本盆地

02/13 6:52
朝日をあびた
乗鞍岳

02/13 6:52
赤く染まる
鹿島槍と五竜岳

 おしまい