2014年 10月 白根山
 
 毎年10月末は尾瀬っ!て決まっていたんです。

長蔵小屋の小屋閉め直前の静かな尾瀬沼って良いんだなぁー!
でも、半端じゃない寒さ。特に夜は極寒。
去年は、血圧計持って行っただけど、寒さ?からか150を超えていたんです。
脳梗塞患者には、過酷な環境。

今年は迷って、天気も冬型。小屋閉めの日(11/2泊まり)は悪天の予報

なので、

予定も場所も変更して、今シーズンラストの山行です。
久しぶりに、初めての山域。
   

天気が悪くなる三連休を避けて、10/30-31
場所は、日光の白根山。

日光の白根山は、以前から行ってみようと考えていたんですが
具体的に地図をみて考え始めると、頂上付近に道が沢山。登山口も彼方此方。
下山口を間違えて、バスも無く暗くなった道を延々歩いた話も聞いていたので
近づかなかったんです。

 遭難なんかしたくないですから。

でも、昨年群馬の丸沼通過でゴンドラが出来ていて2000mまで行けるのを知っていたのです。
そして、日光湯元に泊まった時に案内図をGet。ゴンドラ使うと5時間でピストン出来る山なん
ですね。ゴンドラ往復2000円は高いけど、まぁー登ってみっか。



10/28は山は雪。10/29は一日晴れ、でも気温は低いまま。

日差しで解けた雪が乾かずアイスバーンの可能性大
車は、まだ夏タイヤなので、最近の高速深夜割Get出発は諦めて
登山口に9時頃に着くように出発。

金精トンネルの群馬側を警戒。アイスバーンで丸沼までグングン下るのはチョット避けたい所。
湯元から丸沼のゴンドラまで無料送迎バスもあるから、最悪湯元に車置いて無料バスだー!
  Last
10/30 4時30分起床、5時出発 


日光市内のガストで朝食と思って行ったら10時からの営業で、NG。
神橋先のローソンで弁当暖めてもらって、店内の飲食コーナーで朝食。
このローソン、テーブル席4セット8人とカウンター席まであり小さな喫茶店より席数が多いのに驚き。


 湯元付近の道路は乾いて降雪の跡無かったから、自分の車で丸沼へ
金精トンネルの群馬県側出口には、短い距離だが氷の轍!
アイスバーンは、トンネル出口付近だけで、丸沼のゴンドラまでは乾いた路面。


9時前にロープウェイのガラ空き駐車場に到着。

出発準備中に1台到着。この車、東京ナンバー!
登る気みたいだ。
若い二人の男が準備を始める。


ロープウェイを使ったピストン登山の5時間コース。
9時にスタートして、途中の休憩を考慮しても6時間後の15時には戻る予定なんです。

ロープウェイからの眺め、紅葉は駐車場付近がMax状態
 
 
 
 丸沼

ゴンドラを下りたが、人が居ない。
最高の天気なのに!!

迷わない様に、慎重に行って来ようっと。

ロープウェイ山頂駅の横、登山道開始
赤い鳥居の先にある、鹿防護扉
直ぐに、雪道
 
 
 
 大日如来

この辺までに2組4人に抜かれ
抜かれんの慣れてます。
でも、ここまでに標高はチットも上がっていない、この先の勾配と雪?氷?が不安。


遊歩道は、ここで左へ、白根山へは右に行くのだが、この先は、本格的な登山道。
迷うことは無いが雪が凍ってアイスバーン状態。
転んだら痛いので、転ばない様に慎重に!

 
 凍り付いた登山道

日向の道端で、休んでいると
もう下山してくる人が
「登るのはなんとか行ったけど、下りがぁー」
想像通り、どうしようか?
でも、うちらの下山は午後になり気温も上がるし陽は回り込む筈。と云う訳で前進

森林限界

頂きらしき禿山が見通せたが、既に12時半。
この時刻は、当初頂上に到達している筈だったのだ。
凍り付いた登山道のお蔭で、大遅刻状況。

ロープウェイの最終が16時半なので、まだ進める?!
取り敢えず、13時まで進む事に。

ここから先、登山道には雪も無く
快調に!
このような状況になると、焦るので
焦らず、早く確実に頑張ると、意外と速いのです。

至仏山
しゃくなげ
武尊山

ここで、遥か遠方に槍ヶ岳と大キッレトらしき山並みを見つけたんです。
四阿山の奥に右が槍、左に大キレットと穂高
右端が燕

どんどん時間が経過するので、転ばぬよう小股で急ぎます。
火山って景色がとっても変


遂に、祠がある。

頂上だ!
と思ったのはあまかった。

もう13時だというのに!横にあった案内板では未だの様


よく見ると、まだ先にピークあり。
一旦下るんだぁー!

ロープウェイに間に合うか? 不安だったが、頂へ向け出発。

本当の頂上
ちっちゃな窪地
登り返す途中で、振り返ると雪が一杯
五色沼

いよいよ三角点のある頂上へ

白根山の三角点
燧ケ岳
男体山と中禅寺湖
戦場ヶ原

あんまりノンビリしていると、最終ロープウェイに間に合わない!!
早々に撤退。
といっても20分は居すわったみたい。
その間、誰も現れず。

祠の前まで戻って、下山の為の大休止。

その時、空身の女性が、ペットボトルをつまんで登って来た。

思わず、えっ!
「荷物と相棒を下にデポして...」
と言って、窪地へ下りて行った。
頂上で、自分撮りして
戻ってきたが、休まず下山して行った。
早っ!

朝抜かれた、2組4人と何処に?
多分、ピストンでは無く、他へ下りたんだ。

我々も本気出して下山しなければ!

下り始めは富士山の砂走りの様、
早いです。

砂走り中に、ご夫婦1組が登って行った。
ここは、慣れた山見たい。
ピストンとの事、まだロープウェイには間に合うんだー!!
おじさん疲れていたから、抜かれない様に頑張れば良いんだー。

空身の女性は、デポしていた荷物と相棒と一緒に下の方を歩いていた。
放されない様に、頑張るぅー

再び、登って来る人影。
若い単独男性。
やはり、ここは、慣れているみたい。
「今日は、時間無いからピストン」との事

これで、自分たちより上に
ロープウェイで下山する人3人。

最期じゃないという変な安心感。


登りにアイスバーンだった樹林帯の登山道。
まだ凍っているが大分ゆるんで歩きやすい。

しかし、若い単独男性に抜かれ、続いて、おじさんお疲れご夫婦にも抜かれた。
皆さん、早いです。
皆さん、あと1時間ぐらいで着くと言ってくれた。
お疲れおじさんは、デポされて奥さんだけが登頂したみたい。
(この山、男をデポして女が登頂する山なのか?)

お疲れおじさんは、「あと1時間ぐらいだが、気を抜いちゃダメだよ」ですって。


此処まで来れば、大安心。
この先、転ばなければ4時に余裕で着ける!!


4時の5分前に赤鳥居をくぐって、完了。


鳥居の先に、水道と柄付きブラシがあり、
靴の泥を落としていると、いきなり後ろから
「ロープウェイは何時までですか?」と声かけられました。
男性の単独登山者。
4時半と伝えると、4時だと思って焦って下りてきたとか。
何処から登ったんですか?と聞くと
一拍してからボソリと「湯元から」
感じ悪ぅー!!

このおっさん以外の出会った方々には、感謝感謝です。
アイスバーンの登山道には苦労しましたが、楽しみました。



 
▲   
10/30 GPS軌跡
赤:登り緑:下り
(到着) (出発) (場所) (休憩)
9:55 登山開始
10:05 3不動岩
10:20 4分岐(血の池地獄)
10:35 大日如来
10:40 5分岐(七色平)
11:01 11:08 食事 0:07
12:10 12:20 休憩 0:10
12:28 森林限界
13:02
0:17
13:10 13:30 登 頂 0:20
13:38 13:47 祠(休憩) 0:09
14:05 森林限界
15:15 5分岐(七色平)
15:19 大日如来
15:28 4分岐(血の池地獄)
15:40 3不動岩
0:09
15:55 ロープウェイ駅着

総歩行時間:6時間(登り:3時間15分、下山:2時間25分、頂上滞在:20分