2009 1月 西穂らーめん


                                                                真冬の西穂ラーメン

今年は、カレンダーの巡り合わせが良くなく一泊だけ。で、余裕無いのを頑張って来たのに雪が少なくちょっとがっかり。
大雪だと車、スピード出せ無いんで、帰宅の時間を考えて、宿は平湯にしたんです。

荒天なら高山市見物、好天なら西穂ラーメン目指して山登り。
雪遊びの日は、1/3。計画は、まぁこんなもんで、深夜の中央道へ。

1/2の首都圏近郊の道は渋滞するのが例年。中央道の今年は、上りが夜9時過ぎても、大月付近まで詰まっていましたよ。
松本目指す下りは、渋滞するマイカー達を横目にスイスイスイー。でも、サービスエリアは、ほとんど満車。
深夜の満車SA、寒いから人気が無いのです。想像出来ますかぁー?結構、異様ですよ。
1/3になる少し前に宿に到着。ETC深夜割引してもらえずでした。


さぁー、1/3です。 天気は???。でも、6時じゃ暗くて、わからない。仕度をして、車に乗った6時30分頃になって、薄明かるく。どうやら晴れてるみたい。
デニーズモーニングのあと、セブンで非常食兼用の菓子と水500mlとポカリ500mlを1本づつ仕入れて、新穂高へ。

今年は、沢渡過ぎても道路に雪はなく、僕の難所:釜トンネル前の左折場所にも雪は全くなかった。トンネル抜けて、料金所先だけが、今回の雪道。平湯から新穂高までも、路面や路肩には雪がなく、ちょっと残念。普通に走ったので、無雪期の時間で新穂高に到着。早すぎではありません。
まぁ、想定内って事です。この時間短縮分は、昨夜の睡眠時間として使っちゃってますから。

ロープウェー駅の裏にある冬期限定無料除雪済元村営駐車場に車を止めて、出発です。

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01/03 8:07 Highland Railカラフルな松本電鉄

01/03 10:30:44 登山口駅から

始発は団体客で混雑したのかなぁー? まぁ、そこそこの乗車率で、待ち時間もほとんどなく第一、二と乗り継ぎ登山口駅到着。
満員は誰でも嫌でしょうが、空きすぎも、寒さが加わって心細いもんですよ。今回は、ちょうど良い量の乗客、でも、ちょうど良いのは乗客数で天気は、ちょうどガスに突入地点が登山口駅。下では稜線見えていたのに、なぁーんにも見えない。
屋上の写真屋さん達は暇そうにブラブラ。
まだ10時なのに、相棒のリクエストでカレーだ。食べ終わって、ガスが晴れるのを暫く待ったが晴れない。悪化するでもなく小康状態。

風も無いので、西穂ラーメンツアーに出発しちゃいました。
駅舎の出入口でアイゼンを付けに出てくると、ロープウェイで一緒だった単独行きの男性が出発するところ、彼は写真を撮りに小屋一泊の予定とか。
アイゼンをつけ終わる頃、建物から出て来たハイ状態のノッポさん2人組がアイゼン付けづに出発。晴れてもいないのに、もうハイ状態とは!

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↑クリックすると別ウィンドで尻すべりの様子がご覧いただけます

01/03 11:13:53

01/03 12:20 下山中の女性2人。尻制動で下りてゆきます

ここまで来ると、さすがに雪だらけ。例年より少ないかぁー?なんて、分かりません。
とにかく土の形跡が無い、たっぷりパフパフ雪の中、先に出発したノッポさん2人組と抜きつ抜かれつ山荘目指します。
彼らも、今日の予定は雪遊びで、小屋を目指して登り、行ける所まで日帰りコースなんだってさ。
それにしては小さい目リュックがパンパンに膨らんでいました。一泊かと思いましたよ。
途中、明るいのだけどガスのなか、ロープウェーで一緒だった、単独大型三脚兄さんは、ガスが切れると槍ヶ岳が見える場所で、カメラ構えてました。

とにかく見渡しがない天気で、僕たち、こんな時は歩くの早いのです。見る物、撮るもの無いですから。
春と違って、雪が腐っていなく歩き易いのです。傾斜が急になった辺りで、先に歩いていたノッポ2人組が、パンパンリュックに付けて来たスノーシューを装着。
彼ら、ここまで登山靴だけで歩いて来たんです。既に、500mlペットボトルの水は完全凍結、ポカリはシャーベット状態でキャップ裏からは棒アイスキャンディがペットボトルに垂れ下がってる。これ、意外と美味い。

さぁー、ここからが登山って感じ、多少右に巻き気味ね道だが、感覚は直登のよう。その道が更に右にそれて傾斜が緩むと、終点西堀山荘。
風は弱いがガス充満、灌木の枝まで真っ白、モノクロームの世界に、西穂山荘があった。
立ち止まって、モノクロームの景色を眺めていると、直ぐ後ろから「小屋、やっているんだぁー」の声。ガスって居て気付かないでしたが、直ぐ後ろにノッポさん二人組がいたんです。
小屋の入口、雪に覆われたテラスでアイゼン外し、リュックとアイゼンとストックを入口の外に置き去りにして、雪を払い落として室内へ。
ノッポさん二人組もスノーシュー外して、パンパンリュックを置き去りにして、同時に室内へ。

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01/03 12:23 急斜面登ってます

01/03 13:31 横には、こんな看板。意味不明でしょー。どっちまで20分なの?

01/03 12:15 急斜面、前方の眺めは、こんな感じ

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01/03 12:37 モノクロームの世界 西穂山荘

01/03 12:39 2階からの滑り台?

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01/03 12:47 ひさしの下が4人分のリュック

01/03 13:11 確かストーブ4台。2台が映っています

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小屋の中は、温かぁー!ここは、天国だー。
早速に、今回のメインイベントの準備です。

準備といっても、西穂ラーメンのオーダーなんですけどね。
感想、ですかぁー。まぁ、いって実際に食べてみて下さいな。
一緒に入ったノッポさん二人組も、少し離れたテーブルで休憩中。
温か、天国に居るとあっという間に1時間が過ぎてしまった。下山です。
小屋の外でアイゼン装着開始。寒さで動きが良くない指先作業も要領を知ると案外短時間で、今回は超短時間で完了。気付くとノッポさん二人組も、ご出発みたい。わきで黙々とスノーシュー装着中。

01/03 13:11 3台目のストーブ

天気は相変わらずガス、救いは無風。雪の量ときつい傾斜に緊張しながらも、なんとも言えない満足感に満ちての下山。
ノッポさん達は、後ろでパフパフ雪と戯れていたみたい、途中で追い越され際は、毛糸の帽子もパンパンリュックも雪だらけ。
怪我や濡れる心配無いんだから、パフパフ雪中ダイブしてたんですかねぇー。僕たち、まだやってみる勇気わかないんだなぁー。
それにしても、彼らのリュックの中身、いつ使うのだろう、何を背負っていたのか、いまだに気になります。

雪遊びといえば、夏は西穂高岳から稜線を北にたどった所にある小屋の小屋番さん、冬は、ちっとも休業しないのに、冬期休業中と題したHPのWebMaster、雪遊び大好き人間が引き連れる4人のパーティーに遭遇です。
彼らが登りだったので、道を空けて、ゆっくりと歩く様を観察しちゃいました。
しんがりのオジサンに確認です。いきなり、「先頭は坂本さんですか?」「えっ?ええー、そうです」でも、聞かれた方も驚いただろうなぁ。驚かせてごめんなさい。

ついに、下りは青空見る事なくロープウェーの駅に着いてしまった。駅舎内には、ほとんど客はいなかっが、あったかコーヒー飲んで、早々にロープウェーへ。
ゴンドラが半分ぐらい下った辺りでガスから抜け出し、明るくなり青空と弓折・西鎌稜線が見えてきた。
どうやら穂高稜線だけが雲の中だったみたい。

今日は平湯が宿。ちょっと早いし、錫杖が見えて来たので、ヘリポートまで行ってみた。
たどり着いた時には、目の前の錫杖も笠も隠れてしまい、辺りは夕日でオレンジ色。
静かー、綺麗ー、寒っ。
あとは、平湯まで戻って、今日一日寒さに耐えて頑張って歩いた僕に、ご褒美。

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01/03 13:27 モノクローム世界を下山開始

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01/03 13:27 モノクロームの世界

01/03 13:27

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2009/01/03 14:01:34

01/03 14:18 翌日は絶景だったみたい

01/03 14:18 一人だけヘルメット準備?

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01/03 14:25 樹は生きているんです

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01/03 15:14 前が120リットル、後ろが80リットル

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01/03 15:20 30分毎に運行されるロープウェイの索道に付いた霧氷がキラキラと光り飛び散る

01/03 15:21 雲底を抜けて、輝く西鎌

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01/03 15:38 酒盛り西穂独標登山の一行、下山完了。

01/03 16:08 錫杖岳

1/4 朝焼けの笠が岳