2008 8/3 黒部川源流域 雲ノ平 山旅

雲への日


 いよいよ、雲ノ平へ登る日です。
朝4時半頃、外に出てみると、真っ赤な朝焼け。
明日は、雨かぁー。早立ちの黒部五郎へ行く人たちが次々と出発。
5時に朝食を済ませ、出発の準備。いつも、急いで準備するのですが、完了は6時を回ってしまうのです。
 太郎平小屋出発は、ラジオ体操の始まる少し前、6:20過ぎ。

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08/03 4:48
4:30起床

08/03 4:52
早立ちの4人
(五郎→双六)

08/03 5:00
太郎小屋の食券

08/03 5:03
太郎平小屋の朝食

08/03 5:13
朝日に輝く、黒部五郎

朝焼けの黒部五郎岳 手前が雲ノ平、奥のゴツゴツが北鎌、三俣蓮華岳
日ノ出の頃の薬師岳 ラジオ体操が始まった、太郎平小屋

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08/03 5:43
トイレ注意書き

08/03 5:48
空っぽになった
乾燥室

08/03 6:20
家族登山中
昨日の登りで抜きつ抜かれつ

08/03 6:28
太郎小屋 出発

08/03 6:36
水源沢 通過


小屋を出て、薬師沢への降下が始まるまでの平坦な道の周りは、いつもは花が咲き競っているのだが、今年は違う。殆ど黒ずんだ去年の葉っぱ。
「さっき雪が解けたんでぇーす」状態。
雪が今年は多かったみたい。でも、薬師沢へ降りた第一渡渉地点からは、蕾が多いが小ぶりの花が咲き競って、花園状態。

僕は、朝日に照らされて輝く朝露が一杯着いている草花が茂る、ここが大好きだなぁー。

この光景が見たくて、前日のうちに太郎平小屋を通過して薬師沢小屋へ行く気になれないのです。
今年は、ここで日差しがあってよかった、良かった。

カベッケガ原で太郎の弁当を食べて薬師沢小屋に到着。
 

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08/03 6:37
昨年までは
橋だったような記憶(水源沢)

08/03 7:27
第一渡渉点 到着

08/03 7:45
第一渡渉点 出発

08/03 7:54
第二渡渉点 到着

08/03 8:04
第一ベンチ 通過

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08/03 8:18
第三渡渉点 到着

08/03 8:23
第二ベンチ到着

08/03 8:34
第二ベンチ出発

08/03 8:41
ザレ場に置かれたスコップ
(備品?)

08/03 8:41
ザレバ場 通過中

薬師沢のはじまり カラマツソウ
オタカラコウ これから開花 シナノオトギリ
ハクサンフウロ キヌガサソウ
ミヤマモンキチョウ
アザミ かえる

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08/03 8:44
新たな補強
去年までは無かった

08/03 8:59
切株ベンチ
以前は、道塞ぎ倒木

08/03 9:15
カベッケヶ原 到着

08/03 9:20
今年の太郎弁当は
チマキ

08/03 9:44
カベッケヶ原 出発


薬師沢小屋。そう!ここでは買い物をしなくては!

売っているか不安を抱きながら玄関横の水槽を覗くと、1つ在りました、もうひとつ欲しくて捜しました。
水槽の中は、凍るような冷たい水なんです。雪解け水なんです。
でも、苦労したかいあってか、もう1つ見つけて、2缶買っちゃいました。
1つは下山途中の秩父沢まで持ち続けます。
もうひとつは、いま、食べるんです、 白桃缶

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08/03 9:58
薬師沢小屋 到着

08/03 10:32
薬師沢小屋 出発

吊橋渡の図

大岩鉄梯子下りの図

08/03 10:37

 
小屋前での30分を超える大休止の後、つり橋を渡って梯子を下り、川原まで移動して、小休止。
今日の川の流れは穏やかで、今までに見たことがないような輝きと色をしている。
そんなのどかな光景の中、対岸の小屋の脇からジャブジャブと水に入ってゆく二人を発見。
小屋横の薬師沢を横切り、本流の中を下流方向へ歩いている。ここで、川の中を歩く人を目撃するのも今回はじめて。
日差しが強く僕も入りたい気分。
綺麗すぎる! 初めては怖いんです。
気持よさそうー! 吊り橋、下から見るとこんな感じ

ここからが、樹林帯の野中の、気違い的連続急登りの始まり始まりぃー。
たっぷり汗をかき、心臓をコトコトさせる続ける約2時間のぼり。
今年は、上にある勝手に命名:休憩場まで、2時間20分かかってしまいました。
今年は、何組かの下る人達とは会ったのが、追い越してゆく人なし。
ここで捻挫したらと思うと気が抜けない2時間、全てが自己責任。
事故ったら、痛い思いをしながら、この急登りを終えないとヘリコに助けてもらえない程の密林の急登り。
たどり着いた休憩場では、再び大休止。休まなくっちゃぁー、もう動けません。

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08/03 10:49
川原にて心の準備完了
雲への急のぼり開始

08/03 10:51
始まって直ぐの、長め鉄梯子

08/03 11:17
直に眼鏡が汗ビタ状態

08/03 11:34
多分、1回目立ち休み開始

08/03 11:39
1回目立ち休み終了

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08/03 11:42
多分、2回目立ち休み開始

08/03 11:48
2回目立ち休み終了

08/03 12:01
雷?凍結?裂けてる木

08/03 12:07
苦し紛れのカット

08/03 12:07
ヤケクソノ1枚

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08/03 12:12
まだぁーダー

08/03 12:20
そろそろ休み無し30分経過

08/03 12:27
やっとリュック下ろし休憩開始

08/03 12:39
さぁー、行くぞー休憩終了

08/03 13:03
一本道なのに、道標だ

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08/03 13:05
木道開始

08/03 13:09
休憩場 到着
やっぱ2時間かかってた

08/03 13:16
気圧で、パンパンのパン

08/03 13:32
休憩中

08/03 13:38
休憩場 出発

30分休んで出発。アラスカ庭園を目指す。足がまだ、フラフラ。
アラスカ庭園まで20分なんのだが、なかなか精神的に遠い。これは、気違い的連続急登りの影響です。

アラスカ庭園からは黒部五郎の小屋とテント場が確認でき、まずまずの見通し。
でも、水蒸気が多くてクリアーではないのが残念。(贅沢かなぁー?)
道は、雲ノ平北端の黒部川俯瞰地点、奥日本庭園、ギリシャ庭園と続くが、ほとんどの場所で残雪が多かった為か芽吹いたばかりの状態。
 怪我することなく15時過ぎに雲ノ平山荘に到着。
15時前に到着すると、ご褒美として営業中の喫茶でケーキセット食べられたのですが、
今回は15分オーバーで営業終了、NGでした。
チングルマ(たね) まだ、開いていません。 アラスカ庭園から、黒部五郎小屋
三俣蓮華岳(アラスカ庭園から) 水晶岳
みなさん、ボーッと景色を眺めてるだけ ワリモ岳 鉄人28号の横顔に見えませんか?

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08/03 13:58
アラスカ庭園 到着

08/03 14:06
アラスカ庭園 出発

08/03 14:32
黒部川俯瞰地点到達

08/03 14:37
奥日本庭園 到着

08/03 14:52
奥日本庭園 出発

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ギリシャ庭園

08/03 15:15
雲ノ平山荘 到着

08/03 15:25
食券

08/03 16:07
夕食前の光景

08/03 17:03
夕食、自称”石狩鍋”
実態"酒粕鍋”

寝床割は、昨年に続いて一人1枚。
以前の雲ノ平山荘では考えられない少ない客。
2階のかまぼこ屋根の下には10人前後。夕食も1回戦で完了。
こっちにとってはラッキィー!でも、これじゃ経営きついでしょう!次郎さん!
トイレ改修(テント場より良くしましょうよ!)と夕食メニューの再考を!!!
信念変えてしてみたら如何ですかぁー!

 夕暮れ時、多少夕焼けだったが、ガスが覆い初めてきた。
7時前の煮え切らない役立たず天気予報を見て就寝。
水晶岳方面から、ガスがやって来る! 夕陽