二日目 8月12日(金) | ||
4時半電灯の明かりついて目覚める。周りは出発の準備中。今回は、3箱持ってきているたばこを吸う為に受付け前の喫煙コーナー(非喫煙者には迷惑な談話コーナーかぁ?)へ。5時からの食事の為に既に行列が出来ている。台風情報:進路NNEからNE、速度20Km。いくっきゃないかぁ。6時出発の予定が今年も遅れて6時30分ラジオ体操開始と同時に弁当3つを持って出発。 | ||
出発してすぐに御家族軍団に抜かれる。薬師沢までの下りは、予想以上に長かった。一個所ガレ場もあり、折立から一気に薬師沢小屋までの行程は我々には無理。途中、太郎平からの下りが終わったあたりで、気が抜けたのか、よそ見をして木道を踏み外しスッ転ぶ者、1名あり、怪我無し。薬師や北ノ俣のすそ野の針葉樹の景色が素晴らしく印象的。陽気な軍団に追いつかれ、抜かれる。彼らはテント、荷が重い筈だが平坦なところはメッチャ早い。たちまち見えなくなる。 | ||
カベッケが原に着いた時は腹がぺこぺこ(弁当1っ個消費)。薬師沢小屋の直前は、もつれかかった足では転落しそう(恐い)。小屋の前で、陽気な軍団に追いつく。彼らはビールを飲んでいる!痛風の俺には禁物。ばしの間、黒部川河原で休む。 | ||
吊り橋。真ん中の鉄板が体重でシナル!目が眩む。国設の橋なら、もっと安全にしても良かったのでは。引き続いてある梯子。そんな話聞いていない!と言いたかった。後ろは鉄板たわみの吊り橋、前は大嫌いな梯子降り。絶体絶命!相棒は梯子を下りきってしまった。進むっきゃない!この梯子、案外と降りやすい。安心。降りる際の2本の握り棒がチョウ安心便利。いよいよ雲ノ平への登り開始。 | ||
あまりの急登りにあきれる。直ぐに貧弱な鉄梯子登り。梯子登りは怖くない。しかし、急登が続きそうなのでカメラをザックにしまう。これからは、樹林帯のなかに積み重ねられ、かつ、苔むした大型漬物石をひたすらよじ登り、太い倒木をまたぎ・くぐりの連続が約2時間45分(立ち休み多数、リュックおろし休み1回の時間を含む)。 感想:よくもまぁ、こんな坂道を作ったもんだ!二度と登りたくない!下りには絶対に使いたくない道 |
||
出会った人:登り<追い越し>なし。下り、3組+ワン。このワンが凄い。この人、上(木道)で友人が来るのを待っていたが、なかなか来ないので心配して下って来たそうで、メガネかけた男の人を探していた。後で知ったのだが、この人、薬師沢小屋まで降りて小屋に問い合わせをして、再び登って雲ノ平小屋で友達と再開。なんと、あの急坂を一日に登り2回、降り1回。ご苦労様でした。 | ||
木道が見えると程なく「アラスカ庭園」(看板無し)。ここで大々休止。既に、陽気な軍団が休憩を終えるところ。薬師、五郎の眺めがに圧倒されながら、最高の気分で弁当2個消費。後は、全て木道と思ったが若干、さっきの登りの再来。しかし、すぐに素晴らしい展望!周りの山々が雲に覆われる事無く全部見える。大感激!<天気と雲ノ平>。陽気な軍団とは、小屋まで抜きつ抜かれつで雲ノ平を満喫。彼ら、今日、明日と雲の平で連泊し、双六の予定とか。明日はテント撤収が面倒なのでそのまま高天原温泉へ行くとか。我々は、今回温泉を諦めることにしているので羨ましい。 | ||
憧れの雲ノ平山荘へ到着。翌日の弁当3個注文は珍しいらしい。聞いた事無いと言われた。夕食は5時40分頃と聞き、荷物を置いて小屋の周りで一休憩。御家族軍団がテント場方面から空身で帰還。祖父岳でも登ってきたのか?陽が大分傾いて来たが祖母岳へ。夕食時、薬師沢登りを2回やった人と、話し方が何となく学校の先生風のご夫婦<勝手に命名:先生夫婦>と一緒になった。薬師沢登り2回の人はやけにハイ。先生夫婦は、天気と明日のコース。食事は、とっても美味しく頂いた。、真っ赤な入り日を見た後、TV天気予報。台風情報:進路NE、速度20Km。Uターンしない限りそれた!一安心。疲れたので寝る。一族軍団がいた。あの登りをよくぞご無事で! | ||